台湾発フリーホラーゲーム『ファウストの悪夢』がSteamに登録 配信日等は未定

以前にもぐらゲームスにて紹介した、台湾発のフリーホラーゲーム『ファウストの悪夢』。

台湾発フリーホラーゲーム『ファウストの悪夢』。『Ib』『魔女の家』を思わせる巧みな「物語」と「謎解き」

海外のフリーゲームでありながら、日本国内の名作ホラーアドベンチャー『Ib』や『魔女の家』を思わせるような作風を持ち、話題となっていた作品だ。今回、同作品がSteamに登録されていることが明らかとなった。

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『ファウストの悪夢』Steamページ
 
1月14日現在、発売日は未定となっている。対応言語は日本語、英語、中国語(繁体字)。配信形式としては無料配信となり、パブリッシングは開発元であるLaboRatStudioが担当するようだ。そのほかの点の詳細は明らかになっていないため、今後の情報が待たれる。

『ファウストの悪夢』ゲーム内容

ここからは、未プレイのユーザー向けに本作『ファウストの悪夢』を紹介しよう。本作は日本語で遊べる翻訳バージョンが既にリリースされており、特徴としては『Ib』『魔女の家』をどこか彷彿とさせるような、それでいて本作の強い独自性を持って作りこまれた「物語」と「謎解き」の絶妙なバランスが魅力となっている。

またイラストレーションも、日本のフリーゲームの雰囲気とはやや異なりつつも、かわいらしくも残酷性の見える童話的な絵柄が目を惹くものとなっている。

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物語としては、父を亡くした少女「イリザベス」が主人公となる。イリザベスは父の葬式の後、叔母に連れられある屋敷にやってきていた。屋敷に入った叔母の後を追うイリザベスは、不思議な格好をした悪魔に出会ってしまう。悪魔から逃げようとするイリザベスだが、屋敷の外に出るための扉が消えてしまっていた。突然現れた黒い猫にも導かれるように、狂気と謎に満ちた屋敷の中を探索することになる……。

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主人公であるイリザベスの体力と、プレイヤーの見える視界の広さが比例しているシステムに加え、「世界観に合致した謎解き」をしっかりと作りこむ丁寧さが印象的な作品。探索アドベンチャーにおいて、「世界観」や「物語」の無いところに無理やり「謎解き」を置こうとすると、ともすれば「鍵を集めて、扉を開ける」ことを繰り返すゲームになってしまいがちだが、本作は「物語の上に、自然と謎解きが乗っかっている」という巧みな設計を感じさせてくれるゲームだった。

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未プレイの方は、今回のSteamリリースを機会に遊んでみてはいかがだろうか。

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    poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。