魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は7件です。

魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』公開

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饗庭淵氏は6月30日、魔物放流ローグライクRPG『異放生態ダンジョン』をRPGアツマールにてブラウザゲームとして公開した。

魔物を捕獲し、仲間として使役できるだけでなく他のプレイヤーの世界へ「放流」できる非同期のオンライン要素が特徴。放流した魔物はアイテムなどを拾ってくるほか、経験値を稼いで成長していく。他のプレイヤーが放流した魔物は「外来種」という扱いで倒すと懸賞金を得られるが、本来その場には存在しないはずの種類・強さの魔物が出現するため脅威となり、プレイにスリルが加えられるという仕組みだ。

探索を行うダンジョンはゲームを進めることで次々と増えていく。魔物も非常にバラエティに富んでおり、なかには一般的な「魔物」の枠に収まらないような存在も。ダンジョンで入手できる手記など多数の文書や、ゲーム進行で解放される回想によって徐々に世界観や物語が明らかになっていくのも見どころ。

なお、本作はRPGアツマールの課金システムを利用した基本無料ゲームで、魔物を放流する際に使うがまれに壊れてしまう「首輪」の上位版であり壊れることのない「永久首輪」などが課金アイテムとなっている。

SF RPG『ツキノヒト』公開

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鍵虫氏(嫌気性ネオテニー)は6月26日、RPG『ツキノヒト』をフリーゲームとして公開した。公称プレイ時間は6~8時間。

壊滅した月面都市で、二人の少年がコールドスリープしていた少女と出会うことから物語が展開していくSF作品。戦闘難易度は比較的高めで、キャラクターごとに攻撃寄り、防御寄りの2タイプが用意された戦闘スタイルを切り替えたり、ポイントを割り振って任意に習得できるスキルを駆使して戦っていく。戦闘難易度が若干下がるCasualモードも用意されている。

短編アドベンチャーゲーム『キャンパストーク』公開

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KaTana氏(言ノ葉迷宮)は7月1日、短編アドベンチャーゲーム『キャンパストーク』をフリーゲームとして公開した。

10分ほどのテキストを読み、文字入力で正解を当てる作品。女子学生の主人公が、声に惹かれた女子学生とその周囲の会話を聞きながら、とあるゲームに挑むという内容となっている。

シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』ティザーサイト公開

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インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEは6月27日、シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』のティザーサイトを開設した。ショートPVも公開されている。

『fault』は、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが特徴となっている。

『fault – milestone two side: below』は、リリース済みの『fault – milestone two side:above』に続くシリーズ3作目の作品。Steam、PS4、Nintendo Switch向けに2020年に配信予定。

なお、これまで新作として開発されていた外伝作品『fault – SILENCE THE PEDANT』については、開発一時凍結が発表された。

アーケード向けシューティングゲーム『VRITRA HEXA』PV公開

株式会社ネオトロのシューティングゲーム『VRITRA HEXA(ヴリトラ・ヘキサ)』のPVが公開された。

『VRITRA HEXA』は、スマートフォンやPC向けにリリースされたシューティングゲーム『VRITRA』(紹介記事)シリーズのアーケード版。インディーゲームからの移植が発表され続けているシステム基板「exA-Arcadia」による展開が予定されている。

ノベルゲーム『CyberRebeat』ノベライズ版発売

サークルE.N.Nachのノベルゲーム『CyberRebeat -The Fifth Domain of Warfare-』のノベライズ版がKindleにて発売された(同サークルのブログのノベライズに関する記事)。

『CyberRebeat』は、ハッキングを題材としたノベルゲーム。不可解な事件に遭遇した主人公が、さまざまなハッカー達と共にその真相に迫っていくといった内容で、ハッカー達がそれぞれの信念にもとづいて共闘や対立したりと、群像劇としての側面も強い作品となっている。実在するハッキング競技「CTF(Capture The Flag)」が登場するなど、リアルなハッキング描写も見どころ。

ノベライズ版での変更点は文章を小説用に調整、技術用語やその説明などを若干修正、若干の新規シーン追加などとのこと。

「千里の棋譜〜MainTheme Special Edition」演奏動画公開

アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のメインテーマ曲の特別版の演奏動画が、同作の音楽を担当した岩垂徳行氏のYouTubeチャンネルにて公開された。

『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dreamがフリーゲームとして公開した『千里の棋譜』の商業リメイク作品。将棋界で起こる事件を題材としたミステリーであると共に、棋士達の勝負に賭ける想いなども描いた作品となっている。今年2月末にPS4/Nintendo Switch/PC向けにリリースされた。


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    中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。スマホRPGは「メギド72」激推し。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。