1分間に全神経を注ぎ込め。タイムアタック式フリゲシューティング『リミッタミニット』

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1分間。60秒。秒針が時計を一周するその間に、私たちはどれだけの物事を行うことができるだろうか。
例えば徒歩所要時間の1分は歩きの速度を分速80メートルと換算して定められている。パソコンのキーボードのタイピングならば中学校での調査で1分当たりの文字入力数が平均17.4文字とされる。カップラーメンを作るにはあと2分足りない。
 
待つには長く、何かするには少ないような、そんな1分間を過ごすためのゲームとして、質堵(しっど)氏制作の縦スクロールシューティングゲーム『リミッタミニット』を紹介する。

電子空間に潜む敵性プログラムを撃滅せよ

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『リミッタミニット』は電子空間に巣食う敵性プログラムを倒し、制限時間の1分間の間になるべく多くスコアを稼ぐ事が目的となるタイムアタック型の縦スクロールシューティングゲームである。
 
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操作は十字キーで移動し、ショットで敵を倒していくという2Dシューティングゲームのオーソドックスなスタイルとなっている。
ショットはボタンの同時押しにより、3方向に弾を放つノーマルショットの他に、正面に火力を集中させる「ナローショット」と横長のV字型にショットを放つ「サイドショット」の3種類を使い分けることができる。ナローショットおよびサイドショット発射中は自機の移動速度が低速移動状態になるので、位置の微調整に活用しよう。
 
敵の攻撃に当たってしまった場合はペナルティとして残り時間が減算される。残機の概念は無く、即ゲームオーバーになるということは無いが、極力被弾は避けるようにしよう。

やられる前にやる。適度な緊張感と好テンポ

2Dシューティングゲームといえば画面を埋め尽くさんばかりの大量の敵弾を潜り抜ける「弾幕系」を連想する人も少なくないと思うが、本作は弾の量自体はおとなしい部類に入る。しかし代わりに猛烈なスピードで敵弾が飛んでくるため、一瞬でも気が緩めば即座に被弾することになる。
 
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敵からの攻撃を受けないようにするために重要になるのが、ひとつは動き続けること、もうひとつは撃たれる前に敵を倒してしまうことだ。
何しろ時間は1分しかない。敵を素早く倒し、矢継ぎ早に次の敵を出現させていくことがハイスコアを目指すうえで最大のコツといえる。
敵機の周囲に表示される黄色いリングが消えるまでに敵を倒せれば得点が2倍になるため、単純にスコアを得るためにも敵を素早く倒していく事は理にかなった行動となる。
 
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敵を素早く倒すためには、敵の出現する位置を見越し、自機を的確な位置に移動させてショットを当てていく必要がある。そこで威力を発揮するのが真正面に攻撃することができず一見使いにくそうに見えるサイドショットの存在だ。サイドショットはノーマルショットより広い角度をカバーし威力も高いため、画面写真のように左右に分かれて敵が出てきた場合には中央に陣取ってサイドショットを使うことで綺麗に敵を撃破することができる。
 
的確なポジショニングから攻撃方向を定めて敵を切っては捨てていき、そののち放たれた超高速弾を切り返す、というハイテンポな展開が病みつきになる。1分間、また1分間と繰り返しプレイしているうちに時間を食われていること請け合いだ。

動くな、とは無茶をおっしゃる

『リミッタミニット』のもうひとつの特徴として実績要素があり、全ての実績を開放することでスタッフロールを閲覧することができる。
 
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実績のなかにはノーダメージで1分間を耐えきる、出現するアイテムを取り逃しなく回収する、といったもののほか、1分間極力停止し続ける、またはその逆でひたすら移動し続けるといったユニークな条件も存在する。
こと寸分も気が抜けない展開が続く本作。ハイスコアを突き詰めるのに煮詰まった時にはこれらの実績に挑戦すると良い息抜きになってくれるだろう。
 
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わずか1分間の間にシューティングゲームの醍醐味をギュッと詰め込んだ本作。短時間で遊べる作品を探している方に特にオススメしたい作品だ。
 

[基本情報]
タイトル: リミッタミニット
制作者: 質堵
クリア時間: 1プレイ1分、全実績解除15分程度
対応OS: Windows
価格: フリーウェア
↓ダウンロードはこちらから
https://www.freem.ne.jp/win/game/15353


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    真野 崇(@tacashi

    フリーゲームと共に四半世紀を生きるフリゲ馬鹿一代。
    フリーゲームのレビューブログ「自由遊戯黙示録」を経て、自身のフリゲ人生を集約した、フリーゲーム・同人ゲーム・インディーズゲームの年代記「自主制作ゲーム史論」を執筆。