『ファタモルガーナの館』『セブンスコート』のノベクタクル、新作はTRPGライクRPG!その世界観やシステムに迫る

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Novectacle(ノベクタクル)は10日、新作RPG『NarKarma EngineA -ナラカルマ・エンジネア -』のティザーサイトを公開した。アクセスの度に表示されるキャラクターがランダムに変化する仕組みで、執筆時現在は2人の主人公が登場。表示されるキャラクターは今後増えていくという。ティザーサイトではメインテーマ曲を聴くこともできるほか、1stティザームービーも公開されている。

『ナラカルマ・エンジネア』は、『ファタモルガーナの館』『セブンスコート』など、ノベルゲーム作品をリリースしてきた同サークルによる初のRPG。「主人公にもラスボスにもなるRPG」と謳われており、ティザームービーの「A TRPG-INSPIRED RPG」という記載も気になるところだ。本誌ではNovectacleへの取材により本作の資料を入手したので、現状ティザーサイトでは未公開の内容も交えて紹介する。なお、これらは制作中の内容のため、製品版では大きく変更される可能性もある点はご留意いただきたい。

「あなたの主人公は私の宿敵」―複数のルートで構成されるRPG

『ナラカルマ・エンジネア』の舞台となるのは、遙か彼方の地上に半人半獣<ケモン>が、遙か彼方の地下に機械人<キカ>が住み、地層には滅びたはずの文明が死者の夢によって再現され続けている世界。ストーリーは複数のルートで構成されており、ルートごとに主人公と目的が異なる。「あなたの主人公は私の宿敵」というキャッチコピーも付けられており、あるルートでは仲間だったキャラクターが別のルートでは敵……といった展開もあるようだ。ルートによって展開の変化のみならず、ゲーム全体に対する印象が大きく異なっていくように作られているという。

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主人公のひとり、半人半獣の男性「ヤノト」の設定画。彼の物語は最上層から始まる。当初、好奇心によって地層を探検していたヤノト達だが、やがて機械人と遭遇し……

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半人半獣の拠点(ホームプレイス)。こうした場所で仲間の入れ替えや装備品の購入、仲間との交流ができるとのこと

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主人公のひとり、機械人の女性「アカル」の設定画。彼女は魂をインストールされたアンドロイドで、自分たちのエネルギー源である「ネクタル鉱石」が枯渇してしまったため地上を目指すことになる

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主人公のひとり、中性で不老不死の存在「イシュタ」の設定画。「記憶を失った世界の門番」で何かの護り手であるという以外は情報が明らかにされていない。イシュタのルートはヤトノとアカルのルートを終えると解放されるという

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多種多様なキャラクターがそれぞれのスキルを活かし、主人公を助ける。しかし別の主人公にとっては中ボスとして登場するという……

本作のスタッフはシナリオライター・ディレクターが過去作と同様にNovectacle代表の縹けいか氏。メインイラストレーターが『ファタモルガーナの館』の漫画版の作画を担当した兼宗氏。UIデザイナーと背景画担当が『ファタモルガーナの館』のスピンオフ作品『薔薇と椿とファタモルガーナ』のイラストを担当した一條檀氏。また楽曲関係は、作曲を『ファタモルガーナの館』にも楽曲を提供している堤裕介氏、歌手をNovectacleのがお氏が担当する。さまざまな形でNovectacle作品に関わってきたスタッフによる、新たな世界観の表現に期待したい。

TRPG inspired RPGとは?

本作のジャンル名は「主人公にもラスボスにもなるRPG」かつ「TRPG inspired RPG」。前者は立場の異なる複数主人公によるマルチルートを指していると思われるが(あるいは、より深い意味もあるのかもしれないが……)、後者はシステム面の特徴を表したものだろう。要となるのはポイント&クリック方式のマップ探索ダイスやカードによるゲーム進行だ。

ゲームの基本的な流れとしては、各主人公のホームプレイスよりダンジョンに進行。クリアすることで次のダンジョンへ進むことができる。それぞれのダンジョンは「滅亡した文明の再現」であるため、「子供の落書き世界」「人より動物の方が偉い社会」「宇宙進出した未来文明」といった、バラエティに富んだ内容となるようだ。

ダンジョンではマップ上に探索可能なポイントが点在し、キャラクターの駒を動かすことで戦闘やアイテムの取得、会話といったイベントが発生する。未踏の地は霧で隠れており、探索が進むことでマップの全貌が見えてくる。そしてダイスを振り、カードを使うことでマップを進んだり、バトルを進行させていくという。

世界観もシステムも、まだまだ不明な部分も多い『NarKarma EngineA -ナラカルマ・エンジネア -』だが、Novectacle作品らしくストーリーやキャラクターが濃厚でアートワークの独自性が高く、かつRPGとしても遊び応えのある作品となりそうだ。今後の続報にも期待したい。


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    中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。