ドット絵が光る王国建国シミュレーション『Kingdom: New Lands』 スマホ版(iOS)が配信開始

インディーゲーム,シミュレーション,スマホゲーム

3月9日、インディーゲームのパブリッシングを行うRaw Furyは、作り込まれたピクセルアートの世界が目を引く王国作りシミュレーション『Kingdom: New Lands』のスマートフォン版(iOS)の配信を開始した。本作は既にPCゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて配信が行われており、日本語にも対応している。
 
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『Kingdom: New Lands』

本作は、Independent Games Festival(IGF2016)のデザイン部門にノミネートされた経歴を持つ『Kingdom: New Land』のモバイル版。一目見て、その美しいドット絵の世界観に引き込まれてしまうであろうゲームだ。

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基本的なゲームの進め方としては、ゲーム開始時のチュートリアルを進めながら覚えていくことができる。プレイヤーは王国を築く国王となり、人々にコインを渡して様々な仕事をしてもらい、王国を広げていく。ときには侵略者たちが攻め込んでくることもあるので、それに対応するため、国の設備の建築や、人々への役割を上手く与えておくことが必要となるのだ。

例えば、行商にコインを渡すと、一定時間後に戻ってきた行商が戻ってきた時にそばに寄ると、さらに多くのコインをもらうことができる。そこで、放浪している人にコインを渡して臣民にし、さらに弓屋にコインを渡して弓を作ってもらう。すると臣民になった人間が狩人となり、野生動物を狩ってコインを手に入れたり、侵略者に対して弓矢で迎撃してくれるようになるのだ。

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またフィールドに存在するオブジェクトにコインをセットすることで、様々な建築を行うことが可能。侵略者への防壁や物見台を作ることで、防衛機能を充実させることもできる。ゲームの進行にあたって、明らかなヒントは提示されないため、自分の頭で試行錯誤しながら、王国を運営していくことが必要となる。様々なオブジェクトにコインをセットしてみよう。

プレイの最中に流れる美しいサウンドにも注目だ。ときにはゲームを遊ぶ手を休めて、精緻に作り上げられた世界とサウンドに耳を傾けてみるのもよいかもしれない。

なお、販売元のであるRaw Furyの公式Twitterにて、本作のNintendo Switchへの対応や、今後のアップデートにてマルチプレイへの対応を行うと予告している。引き続き、チェックしておきたいところだ。

[基本情報]
タイトル: Kingdom: New Lands
制作者: Raw Fury
対応OS: iOS/PC
価格: ¥1200/¥1480

ダウンロードはこちらから

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。