フリーホラーゲーム『案件:RoomNo666』。「映画の物語を修正する」という独特なゲームシステム

アドベンチャー,フリーゲーム,ホラーゲーム

ゲームにはシステム・キャラクター・世界観などの様々な要素が存在するが、その中でも「物語」の部分は魅力的な要素のひとつだろう。だが、そんな物語が、もしもめちゃくちゃに書き換えられてしまったら……?

今回は、そんな「物語」の部分に注目したフリーホラーゲーム『案件:RoomNo666』(ルームナンバー・トリプルシックス)を紹介する。本作は「ウイルスに感染した映画データの物語内容が書き換えられてしまった」という異色の設定のアドベンチャー作品となっており、ゲームシステムとしても「改ざんされてしまった映画を、プレイヤーの手で正常な物語に修正する」という独特なものとなっている。さっそく紹介していきたい。

ウイルスに改ざんされた映画のシナリオを元に戻そう

主人公である「あなた」は、ある映画会社から不思議な話を聞く。 もうすぐ公開予定のホラー映画「RoomNo666」がウイルスに感染してしまい、「RoomNo666」の主人公「セラ」が、映画に紛れ込んでしまった他のホラー映画の登場人物によって殺されてしまう物語に書き換わってしまったという。

そんな「あなた」への依頼は、あなたが持っているパソコンソフト「ムービークリーナー」を使い、ホラー映画「RoomNo666」のデータ内に紛れ込んだ他の映画の登場人物を除去し、映画の物語を元に戻すことだ。

image03
問題となっている映画「RoomNo666」。公開予定が近いため、早急に物語を修復しなければならない

image02
映画のデータは物語が改ざんされており、セラが謎の死神に魂を奪われ、とつぜん物語が終わってしまう……。

image07
別の映画の登場人物が「RoomNo666」の物語に紛れ込んで、悪さをしている!これを直すのがあなたの目的だ

プレイヤー自身が「映画の物語に干渉する」システム

ゲームの目的としては、映画「RoomNo666」に紛れ込んでしまった他の映画の登場人物を、あなたの手で全員除去することにある。「ムービークリーナー」という特殊なソフトを使い、プレイヤーが映画のデータに干渉することで、改ざんされた内容を修正することが出来るのだ。

image06
映画を修復するソフト「ムービークリーナー」。あなたはこれを使用して紛れ込んだ登場人物を次々と除去していく

修正の方法としては、画面内に表示されている「赤いターゲットマーク」を、除去対象に合わせてボタンを押すことだ。そうすることで紛れ込んだ存在を除去することが出来る。映画は自動的に進行していくので、紛れ込んだ登場人物にセラが殺されないように常に注意しつつ、存在が現れたときに適切に除去を行なう必要がある

image09
物語の過程で操作方法を学ぶチュートリアルがあり、ムービークリーナーの使い方を理解できる。赤いターゲットをおばけのような存在にあわせてみよう

image00
ゲームは実際に映画を見ているかのような感じで自動で進んでいく。セラの動きに注意しながら、紛れ込んだ存在がいないか目を光らせよう

image10
除去対象が現れた!ターゲットを合わせてボタンを押し、除去を行なおう

image04
 
本作は、ホラー要素がありつつも、さらに「映画の内容を修正する」というシステムや、自分が映画に干渉しているかのようなプレイ感が特徴的なものとなっている。セラに襲い掛かる怪奇現象は、全て別の映画の登場人物というわけではない。元々登場予定であった怪奇現象もあるので、誤魔化されずに紛れ込んだ存在だけを除去していこう。

image01
ホラー映画である「RoomNo666」には、元々の登場人物である恐怖の存在も現れる。セラに襲い掛かる恐怖の数々を見届けつつ、紛れ込んだ存在は除去していこう

image05
「RoomNo666」の登場人物などは一覧で確認することが出来る。

今回紹介した「RoomNo666」は、ゲームとしては1~2時間でクリアできるものとなっている。まるで映画を見ているかのようなプレイ感覚と、「プレイヤーの手で物語を修正する」という独特なシステムを堪能したい方は、ぜひともプレイしてほしい作品だ。

[基本情報]
タイトル『案件:RoomNo666』
制作者 こりす(制作者様サイトはこちら
クリア時間 1時間~2時間ほど
対応OS Windows XP/VISTA/7/8/10
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/10505

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。