名作フリゲRPG『シルフェイド幻想譚』が14年ぶりにバージョンアップ!キャラクターグラフィックをリファイン

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さまざまなジャンルで展開する“シルフェイド”シリーズやローグライクRPG『片道勇者』、ゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」などの作者として知られるSmokingWOLF氏(SilverSecond)は5月12日、フリーゲームのRPG『シルフェイド幻想譚』の最新版となるバージョン1.31を公開したことを発表した。

『シルフェイド幻想譚』は、2005年にリリースされたフリーシナリオRPG。15日後に起こるであろう災いの正体を確かめてそれを阻止するのが目的で、プレイヤーの行動に応じて時間が経過し、それによって世界の状況が刻一刻と変化していくシステムが特徴。世界各地で起こるさまざまな事態にプレイヤーがどう干渉するかによって(あるいは干渉しないことによっても)その後の状況が多様に変化する、自由度の高さが魅力となっている。

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シナリオや独自システムの戦闘なども含めた完成度が高く、フリゲRPGの名作として名高い作品だ。同氏のブログによると総ダウンロード数は最低でも50万以上に達しているという。

2007年に公開されたバージョン1.22から約14年ぶりとなる今回の更新では、ほぼ全ての人間キャラキャラクターの顔グラフィックのリファインが行われた。同氏によると「絵の差し替えだけなら後からしやすいので、いつかやりたいとは思っていました」とのこと。

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WOLF RPGエディター作者の作品だが、本作はWOLF RPGエディター以前に公開されたもので、RPGツクール2000により制作されている。環境によっては設定が必要になることもあるが、基本的には最新のWindows 10でも動作可能だ。かつてやり込んだという方も未プレイの方も、装いを新たにした名作をこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。運営型ゲームはメギド72をPvPメインで、あとは原神など。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。