ゲーム制作エンジン「Unity」の初心者向け教本が発売

ゲーム制作

2016年9月26日、ゲーム制作エンジン「Unity」の初心者向けの教本『24時間で学ぶ!Unity5 基本操作と開発のコツ』が発売された。発行元は、様々なゲーム関連書籍を出版する株式会社ボーンデジタル

Unity ゲーム制作
24時間で学ぶ!Unity 5 基本操作と開発のコツ

本書は「Unity Game Development in 24 Hours, Sams Teach Yourself」第2版の日本語版となる。内容としては、Unityでの制作を行うにあたって必要と思われるスキルを24の項目に分け、1項目1時間を目安に学習を行うものとなっている。章の最後には、解答例付きのテストと応用力を問う練習問題が用意されている。

Unity ゲーム制作
書籍内容の一例

また、学んだ知識を活用、復習も兼ねられる下記4本のゲーム制作課題も付属している。

・3Dレースゲーム
森のフィールドを駆け抜けてゴールを目指す!
復習内容:地形や樹木の作成、スクリプトのアタッチ、ゲーム内の操作

・3Dピンボールゲーム
コート内を飛び交うボールをゴールに誘導せよ!
復習内容:衝突やマテリアルの設定、スクリプトの記述

・2Dシューティングゲーム
襲いかかる隕石を数多く撃ち落とせ!
復習内容:スプライトアニメーション、プレハブ、2Dインターフェイス

・3Dダッシュゲーム
障害物をよけながら走る続ける時間を競え!
復習内容:アニメーションの組み合わせ、パーティクル

上記のゲームはそれぞれ異なるゲームシステムを持っているため、遊びのしくみを学ぶことも可能。なお、終盤の章では、各ゲームをスマートフォン向けに調整、実機で動かす演習もあるとのこと。

ゲームを始め、VRコンテンツの制作にも使用されるゲームエンジン・Unity。これを機会に学んでみてはいかがだろうか。

【書籍概要】
『24時間で学ぶ!Unity 5 基本操作と開発のコツ』
公式ページ:https://www.borndigital.co.jp/book/5979.html

著者:Ben Tristem、Mike Geig
発売日:2016年9月26日
定価:本体5,000円+税
発行・発売:株式会社ボーンデジタル
総ページ数:424

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。