フリーゲームRPGが原作者の手で漫画化!『大海原と大海原』のコミックスが発売

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『大海原と大海原(おおうなばらとわだのはら)』は、フリーゲームRPG『灰色庭園』などの作者である海底囚人氏の作り出したRPGだ。海底囚人氏の作品は海外では人気のある作品となっており、検索してみると様々なファンイラストを見つけることが出来るだろう。

そんな海底囚人氏の作品のひとつである本作『大海原と大海原』は、コミックジーンのジーンピクシブにて原作者自身の手によるコミカライズ連載が現在行なわれており、先月26日にそれらをまとめた単行本の1巻目が発売された。


『大海原と大海原』コミックス公式ページ

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※画像は原作『大海原と大海原』のゲーム画面

『大海原と大海原』のストーリーは、魔女である女の子「大海原」(わだのはら)が、仲間の使い魔たちと共に、故郷である「海帝国」を守るため、海を舞台に冒険を繰り広げるというものだ。

内容としては、かわいいキャラクターたちのやり取りや童話的な世界観にほのぼのしながらも、ときおり予想の付かないダークな描写も挟み込まれる。この二面性も人気の理由となっているのだろう。

RPGのゲームシステムとしては、戦闘などが苦手な人でもクリアできる丁寧な設計となっており、誰でも物語を最後まで楽しめるという部分もポイントだ。

そんな原作を漫画化したコミックス版を筆者も読み終えたが、原作者本人の手によるコミカライズという事で、物語や世界観はそのままに、漫画という別媒体での表現が新鮮で、原作ファンでも十分に楽しめる作品となっていた。

なお、もぐらゲームスでは、制作者である海底囚人氏に許可を頂くことができたので、原作である『大海原と大海原』のゲーム紹介記事を今後掲載する予定だ。原作ファンの方も、また今回のコミカライズで海底囚人氏の作品に興味を持った方も、ぜひ読んでみてほしい。

『大海原と大海原』制作者 海底囚人氏のホームページ

『大海原と大海原』作品ページ


『大海原と大海原』コミックス公式ページ

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。