「WOLF RPGエディター」製ゲームをブラウザで動かすツールの制作が発表など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。

「WOLF RPGエディター」製ゲームをブラウザで動かすツールの制作が発表

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Rikka氏は3月7日、SmokingWOLF氏(SilverSecond)開発のゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」で制作されたゲームをWebブラウザ上で動作させるツール「ウディタをWebブラウザで動かすやつ(仮称)」を制作中であることを発表した。翌8日には動作デモがゲームアツマールにて公開されている。

SmokingWOLF氏より許諾を得て開発されており、MP3音楽ファイルと動画に関する機能以外のほぼすべての機能を実装済み(MIDI音楽ファイルについては一部環境で難あり)とのこと。「WOLF RPGエディター」で暗号化したファイルもそのまま扱えるという。

SmokingWOLF氏よりマネタイズの許諾も得ているが、「WOLF RPGエディター」自体が無償のツールであることから完全に有償ではなく、「アツマールに投稿する場合は親コンテンツ登録を行うことで全機能無償で利用可能」「その他のプラットフォームへ配信あるいは親コンテンツ登録を行わない場合は有償(同人ゲーム一本分くらいの価格設定)」といった配布形態が予定されている。

なお、Ci-enにて有償支援も受け付けており、「まだライセンスや配布形態も未定の状態ですが、可能な限り有償での支援者様方には最終的に完全機能版を追加課金なしで提供させて頂きたいと考えております」とのこと。

アドベンチャーRPG『ひびかけ色のキセキ』リメイク版、DLsiteでの配信が開始

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ecoddrのアドベンチャーRPG『ひびかけ色のキセキ』リメイク版のDLsiteでの配信が3月12日に開始された。

『ひびかけ色のキセキ』は、突如世界に現れた“魔者”と戦う6人の魔法使いたちを描いた作品。シナリオパートとノンフィールド型のステージでゲームが進行し、戦闘では使用する魔法のカスタマイズや、敵の攻撃にタイミングを合わせてガードする要素などが特徴となっている。

2016年にオリジナル版がフリーゲームとしてリリースされたのち、2017年にリメイク版がこちらも無償で配信された(関連記事)。Steam版およびスマートフォン版が配信されていたが、今年になって配信が終了。新たに入手できなくなっていたが、DLsiteにて配信が開始されたことでPC向けについては再び入手可能となった。

なお今年の1月には、本作の続編であるRPG『Re:Kuroi』(Steam/DLsite/Android/iOS)がリリースされている(こちらは有償作品)。

ひびかけ色のキセキ(株式会社Gotcha Gotcha Games)
累計10万ダウンロードを記録したステージクリア式アドベンチャーRPG

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

3D探索アドベンチャーゲーム『Shirone: the Dragon Girl』リリース

Oimoland開発の3D探索アドベンチャーゲーム『Shirone: the Dragon Girl』がSteamにてリリースされた。3月17日まで20% OFFで購入可能。デモ版も公開されている。

不思議な幽霊城に迷い込んでしまった竜人族の娘「シロネ」を操作し、ステージの仕掛けを解いて城からの脱出を目指すという作品。立体的に入り組んだステージを、羽ばたきによる二段ジャンプや尻尾の振り回しによるギミックの操作などを駆使しながら攻略していく。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。