PLiCy「フリーゲームグッズ化計画」クラファン開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

PLiCy「フリーゲームグッズ化計画」クラウドファンディング開始

ゲーム投稿サイトPLiCy(プリシー)は7月20日、フリーゲームコンテスト「PLiCyゲームコンテスト2024」を開始した。PLiCyにゲームを投稿することにより応募可能で、応募締切は8月31日。結果発表は12月目処となっている。詳細はコンテストの公式サイトを確認してほしい。

またコンテストの開催に合わせて、「フリーゲームグッズ化計画」のクラウドファンディングが開始された。「PLiCyゲームコンテスト」継続を目指すクラウドファンディングと、フリーゲームのグッズを販売する期間限定のグッズ販売イベントを合わせたプロジェクトとなっている。

具体的には本プロジェクトで発生した利益は全額、プロジェクトへ参加したゲームクリエイターへのライセンス料および「PLiCyゲームコンテスト」の賞金および賞品購入費用、発送手数料等運営コストに使われるという。

今回グッズ化されるフリーゲームは21作品。以前「グッズ化してほしいフリーゲーム」としてアンケートが取られたもので、過去のPLiCyゲームコンテストの受賞作品や、PLiCyがNintendo Switch向けにパブリッシングを行った作品から選ばれている。もぐらゲームスで過去に記事で紹介した作品としては、RPG『絶界アビスシンカー』(紹介記事)、RPG『メルヘンカンナ』(紹介記事)、RPG『Abyss ~昏冥の刻~』(紹介記事)、RPG『クレスティーユ』(ニュース記事)、ノベルゲーム『Buddy Collection』(ニュース記事)が対象となっている。

支援のプランとしては、返礼品を1つ選べるプランやまとめて複数選べるプラン、特定作品のグッズをすべてもらえるプランなどが用意されており、一人で複数口の支援も可能となっている。支援の募集期間は8月31日まで。

短編フルボイス中華風ファンタジー乙女ゲーム『仙人的生活』公開

赤頭巾ぐりこ氏(TOIKIN)は7月16日、中華風ファンタジー乙女ゲーム『仙人的生活』をブラウザおよびWindows対応のフリーゲームとして公開した。

舞台は中国の唐代、千年を生きる仙女「白丹」と半人半鳥弟子「方墨」の掛け合いを中心に進行する作品で、“中華×人外×乙女ゲーム”を謳っている。

プレイ時間10分ほどの短編だがマルチエンディングで、分岐ごとに全く異なるテイストの展開を楽しめる。また、主人公の白丹も含めてフルボイスとなっている。

ノベルゲーム『たねつみの歌』OPムービー・ストアページ公開

ANIPLEX.EXEのノベルゲーム『たねつみの歌』のオープニングムービーが7月14日に公開された。また合わせて、Steamストアページの公開も告知されている。ストアページはDLsiteおよびDMM GAMESでも公開されている。

『たねつみの歌』は、主人公「みすず」とその母「陽子」、そして娘の「ツムギ」という3人が時を超えて16歳の姿で出会い、神々が住まう「常世の国」で行われる「たねつみの儀式」のために旅をするという作品。企画・シナリオを、ノベルゲーム「国シリーズ」で知られるSTUDIO・HOMMAGEのKazuki氏が担当する。発売時期は2024年冬と告知されている。

香港ノワール系ノベルゲーム「紅蜘蛛/Red Spider」シリーズ最新作発表、ティザームービー公開

studio waspは7月18日、香港ノワール系ノベルゲーム「紅蜘蛛/Red Spider」シリーズ最新作『紅蜘蛛外伝:暗花』を発表、公式サイトを公開した。ティザームービーも公開されている。

「紅蜘蛛/Red Spider」シリーズは、香港の黒社会を舞台としたハードボイルドなノベルゲーム。第1作は2014年7月18日にリリースされており、『紅蜘蛛外伝:暗花』はリリース10周年を記念した作品となる。フルボイスとなっており、公称プレイ時間は2~3時間。

「デジゲー博2024」サークル参加要項公開、サークル参加受付開始

デジゲー博準備会は7月15日、同人・インディーゲームの展示・即売イベント「デジゲー博2024」のサークル参加要項を公開し、サークル参加の申し込み受付を開始した。

例年11月頃に秋葉原UDXで開催されているイベントで、今年は11月3日の開催が予定されている。なお今回より各スペースの価格・扱いが大きく変更されるなど、昨年と比べてサークル参加要項に大きな加筆・変更が施されているという。準備会によると「これまでのデジゲー博に参加されたサークルさんも必ず全文をお読みください」とのこと。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。