ADV『緋染めの雪 ~雪山脱出ノベルミステリー』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

ADV『緋染めの雪 ~雪山脱出ノベルミステリー』リリース

Child-Dreamは3月6日、ADV『緋染めの雪 ~雪山脱出ノベルミステリー』をNintendo Switch向けにリリースした。価格は1,200円で、4月1日までは発売記念セールとして30% OFFの840円で購入可能。

本作はかつてスマートフォン等向けに展開されていた作品のリメイクで、雪山に閉じ込められた男女3人と雪闇に潜む何者かとの対峙を描く、少しホラー要素のあるサスペンスノベルゲーム。男女2人の主人公を切り替えるザッピングシステムや、カメラでの撮影と再生を駆使する謎解きなども特徴となっている。

サスペンスADV『泥舟と罪人』30秒PV公開

NONALCOHOL.は、制作中のサスペンスADV『泥舟と罪人』の30秒PVをX(Twitter)にて公開した。

『泥舟と罪人』は、閉鎖されたゴーストタウン「旧帝都」でかつて起きた猟奇連続殺人事件をめぐり、両親の死の真相を求めて探偵事務所を訪れたアイドルの木咲琴葉が、探偵の高良真哉と共に事件の謎を紐解いていくという物語。

PVでは先日琴葉のCVとして発表された、永園たのしぃ氏によるボイスも聴くことができる。また、PVにも使用されているOP映像も公開されている。

ノベルゲーム『たねつみの歌』オリジナルサウンドトラックリリース

ANIPLEX.EXEのノベルゲーム『たねつみの歌』のオリジナルサウンドトラックが、3月4日にリリースされた。

『たねつみの歌』は、主人公「みすず」とその母「陽子」、そして娘の「ツムギ」という3人が時を超えて16歳の姿で出会い、神々が住まう「常世の国」で行われる「たねつみの儀式」のために旅をするという作品。企画・シナリオを、ノベルゲーム「国シリーズ」で知られるSTUDIO・HOMMAGEのKazuki氏が担当する。

オリジナルサウンドトラックは、エンディングテーマ「たねつみの歌」を含む全46曲を収録。各種音楽配信サービスでのダウンロード・ストリーミング配信、およびSteamでのDLCとしての配信が行われている。試聴動画も公開中。

インディーゲーム展示会「愛知ゲームキャッスル」入場チケット販売開始

インディーゲーム展示会「愛知ゲームキャッスル」の入場オンラインチケットの販売が開始された。

「愛知ゲームキャッスル」は、名古屋初の大規模インディーゲーム展示会を謳うイベントで、3月23日に名古屋駅近くの複合施設「ウインクあいち」8階展示場にて開催予定。​50作品以上が出展予定となっている。

入場料は500円。現在販売されている前売り券のほかに当日券も用意されているが、当日券は列にて並ぶ可能性ありとのこと。

『WOLF RPGエディター』バージョン3.5公開

SmokingWOLF氏は3月1日、ゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」の大規模アップデートとなるバージョン3.5を公開した。

「WOLF RPGエディター(通称ウディタ)」は、RPGをはじめとした2Dゲーム制作に対応した無償のゲーム制作ツール。2022年11月に11年ぶりの大規模アップデートとなるバージョン3が公開されたが、今回はそれに続く大規模アップデートとなる。SmokingWOLF氏によると「開発の仕方や作れるものの限界、開発のしやすさも変わる大規模修正」とのこと。

変更内容は膨大だが、プレイヤーにもわかりやすそうな、紹介動画も公開されている変更点を抜粋すると、経路探索機能やその仕組みを利用した自動移動コマンドサウンドのパン機能などが挙げられる。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。