新生ド直球RPG『アスクギア リブースト』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

RPG『アスクギア リブースト』体験版公開

稲穂スタジオは5月30日、RPG『アスクギア リブースト』の体験版をSteamにて公開した。

2017年にリリースされた『アスクギア』の大規模バージョンアップ版。『アスクギア』は“ド直球RPG”をコンセプトにした長編作品で、ボーイ・ミーツ・ガールから始まりやがて世界の真実へと迫っていくような王道のストーリー、さまざまな独自システムとボスなどのユニークな特殊能力で演出される戦闘、作り込まれたマップなどが特徴(紹介記事)。

“新生ド直球RPG”を謳う「リブースト」では画面解像度の向上とそれに伴うグラフィックの高解像度化、新たなイベントスチルや戦闘時のキャラクターイラストをはじめとする新ビジュアルの実装、新規システムや新規イベントの実装と、ゲーム全域に渡りリメイクと言っても過言ではないほどの大規模な改修が施されている。

ハチャメチャ代筆アドベンチャー『代筆屋ワールドワード』Steam版の体験版が公開

マテンロウ計画のハチャメチャ代筆アドベンチャー『代筆屋ワールドワード』Steam版の体験版が5月29日に公開された。

代筆屋の店員となって、ラブレターや謝罪文などさまざまな文書を代筆していくという作品。代筆文のうち、肝心な締めの文章がルーレットによる3つの言葉の組み合わせで決まるのが特徴。これにより生成される文字通り「ハチャメチャ」な文章と、それにより巻き起こる展開を楽しむ作品となっている。

オリジナルは昨年8月にフリーゲームとして公開された作品で、Steam版ではフリーゲーム版の内容を1話とし、全5話へとボリュームアップ。また、2話からは街を散策して手紙に使う言葉を集めるパートが追加されている。今回の体験版では1話と2話をプレイでき、2話から始めることも可能。

短編RPG『盗人講座』再公開

wataru氏は5月25日、2001年にリリースしたフリーゲームの短編RPG『盗人講座』を再公開した。

盗人しかいない盗賊の町「ミスト」を舞台に、盗賊に憧れる主人公が「盗賊講座」の学費をスリで稼ぎながら成長していくという作品。登場人物のほぼ全員をスリのターゲットにできるのが特徴で、それにより新たなイベントが展開していくこともある。

ノベルゲームエンジン「Light.vn」バージョン17.0公開

ノベルゲームエンジン「Light.vn(ライト・ヴィエン)」のバージョン17.0が公開された。

ビジュアルノベル系作品を中心としたゲームの制作に適したスクリプト型のゲームエンジン。専用エディターが用意されており、エディター上でのリアルタイムプレビュー機能が大きな特徴となっている(紹介記事)。

バージョン17.0では、タイルマップ上をキャラクターなどが移動する機能の大幅な軽量化や、変数操作の改善などが施された。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。