『被虐のノエル』Switch版発売日発表・OPムービー公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

『被虐のノエル』Nintendo Switch版発売日発表、OPムービー公開

noel-switch-1
noel-switch-2
noel-switch-3

伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』のNintendo Switch版が2月10日に発売されることが、12月18日に発表された。合わせてOPムービーが公開されている。

『被虐のノエル』は、カナヲ氏が株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」でフリーゲームとして連載している作品。契約によって願いを叶える悪魔が実在する世界の港町「ラプラス市」を主な舞台に、両手両足を奪われた少女ノエルと大悪魔カロンのコンビによる復讐の物語が描かれる(紹介記事)。現在連載は最終章に突入し、Season12まで公開中。

Nintendo Switch版はSeason1~Season7を収録。演出やゲーム要素が大幅にリメイクされ、追加ストーリーとしてSeason3.5を収録する。なお今後、PlayStation 4/Xbox One版も配信予定。

OPムービーは「カゲロウプロジェクト」などで知られるじん氏が主題歌を手がけ、フリーゲームのサイコホラーADV『殺戮の天使』作者の真田まこと氏が監督を務めている。

シミュレーションRPG『Lily 白き百合の乙女たち S』Windows版リリース

disfactは12月31日、シミュレーションRPG『Lily 白き百合の乙女たち S』のWindows版をリリースした。コミックマーケット99にて頒布されたほか、DLsiteにてダウンロード販売が開始されている。

2015年にリリースされた『Lily 白き百合の乙女たち』のNintendo Switch向けリメイク版のWindowsへの逆移植版。超常的な能力を持つ少女達の戦いを描く作品で、リメイク版ではシステムを一新。命中率やクリティカル率といった乱数の排除や、戦闘中の行動が影響しないシナリオ進行でのキャラクター成長などが特徴となっている。一方でキャラクターに様々な能力を付与する「潜在能力」および装備を改造し強化する「エンチャント」というシステムにより自由度の高いキャラクターカスタマイズも可能。

Lily 白き百合の乙女たち S(disfact)
全ての確率の要素を排除し、ストレス無い遊びやすさに拘った本格シミュレーションRPG!

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

「フリゲ2021 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム」結果発表

フリーゲームの人気投票イベント「フリゲ2021 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム」の結果発表が12月31日に行われた。

赤松弥太郎氏により、2008年から毎年行われている企画。2020年12月1日から2021年11月30日までに公開・更新されたゲームを対象に投票が行われ、1266作品が得票した。有効総票数は3,812票。フリゲ2021のサイトには得票作品の作者や投票者からのコメントも掲載されている。

「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2021」ノミネート作品中間発表

同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介が主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2021」のノミネート作品の中間発表が12月26日に行われた。

ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2021年4月~2022年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で授賞作品を選考し発表するイベント。2022年6月12日に東京・水道橋で授賞作品発表が行われる予定となっている。

ノベルゲームエンジン「Light.vn」バージョン12.12公開

ノベルゲームエンジン「Light.vn(ライト・ヴィエン)」のバージョン12.12が公開された。

ビジュアルノベル系作品の制作に適したスクリプト型のゲームエンジン。専用エディターが用意されており、エディター上でのリアルタイムプレビュー機能が大きな特徴となっている(紹介記事)。

バージョン12.12では、横スクロールRPGのサンプルが追加。また、複数画像の連続演出などを可能にする「演出目録」という概念が追加されている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。運営型ゲームはメギド72をPvPメインで、あとは原神など。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。