「RPGツクールMZ」新情報公開!ATBバトル追加、アニメーションはEffekseerベースに

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KADOKAWAのゲーム制作ツール「RPGツクールMZ」の新要素の詳細の一部が、6月25日に公式サイトで公開された。

「RPGツクールMZ」は、「RPGツクール」シリーズのPC向け次期作品で、6月11日に公式サイトが開設された。2020年夏発売予定で、現在順次情報が公開されている。今回は機能面での新要素として、新しい戦闘システムと刷新されたアニメーションエディターについて公開された。

戦闘システムは、新たに「タイムプログレス戦闘」を追加。リアルタイムに増加するゲージが溜まったキャラクターが順次行動する、いわゆるATBバトルとなっている。コマンド選択中も敵味方の行動が止まらないアクティブタイプと、コマンド選択中はすべての行動が止まるウェイトタイプを選択可能。また、従来のターン制バトルも利用可能だ。

表示形式は前作「RPGツクールMV」と同様、フロントビューとサイドビューの両方に対応する。英語版だが戦闘を含むプレイ動画も併せて公開された。

アニメーションエディターは、オープンソースのエフェクト制作ツール「Effekseer」のファイル形式を前提とした仕様に刷新された。「Effekseer」はインディーゲームや商業ゲームなどで広く採用実績のあるツール。これにより3Dパーティクルによるエフェクトが利用可能になるなど演出の幅が強化された。「Effekseer」で自作したアニメーションを取り込んだり、デフォルトのアニメーション素材を「Effekseer」で改造することも可能だ。

機能面以外では、パッケージキャラクターの画像(バストアップ・キャラドット)およびサウンドの試聴5曲が公開された。なお、「パッケージキャラクター素材は製品には同梱されません。詳細は続報をお待ちください」とのこと。

また、サウンド試聴動画も公開されており、こちらには公式サイトで公開されていない曲も含まれている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。