横スクロールSTG『ふぉっくすふれあないと』デモ版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。

横スクロールSTG『ふぉっくすふれあないと』デモ版公開

あうとさいどは8月11日、横スクロールシューティングゲーム『ふぉっくすふれあないと』のデモ版をSteamにて公開した。

化けキツネの「ミオ」がタヌキ軍団と戦うコミカルな弾幕系の作品。妖力ゲージを消費して強力な妖術(特殊攻撃)を繰り出したり、変化ゲージが最大になることで一時的に変身して大幅にパワーアップするといった要素が特徴。

また、本作はステージを通しではなくマップから1つずつ選んで攻略していく方式で、マップから行けるショップでプレイヤーの能力を強化したり、新しい妖術や攻撃オプションの陣形を獲得できる。使用する妖術や陣形などの組み合わせで戦闘スタイルをカスタマイズできるのもポイントだ。

長編RPG『絶界アビスシンカー』オリジナル楽曲YouTube公開

スシ氏は8月10日、長編RPG『絶界アビスシンカー』で使用されたオリジナル楽曲のYouTubeでの公開を開始した。Ci-enでは各曲へのコメントも公開されている。

公開されたのは最終章の通常戦闘曲やラストバトルの曲など計4曲。どれも最終章の終盤で使われているものということで、視聴はクリア後が推奨されている。

関連記事:見知らぬ世界で生きるため戦う「普通の少女達」。苛酷さの中での軋轢も絆も描ききった長編フリゲRPG『絶界アビスシンカー』

クロスリアリティADV『ANGEL WHISPER』Switch版セール実施

Child-Dreamは、クロスリアリティADV『ANGEL WHISPER』Nintendo Switch版のセールを開始した。通常価格1,500円のところ54% OFFの690円で購入可能。セール期間は2025年1月6日まで。

Child-Dreamが1990年代に制作した同名作品のリメイク。「消失したゲーム作家の遺作をプレイする」という導入から進行するアドベンチャーゲームで、原作では現実に存在するWebサイトからヒントを得るなど、今で言うARG(代替現実ゲーム)の先駆けとも言えるような、ゲームと現実が交差するシステムが大きな特徴だった。リメイク版はSwitch向けに制作されたこともあってか、基本的にゲーム内で謎解きが完結するように調整が施されているが、一部の要素は現在でもインターネット上で体験可能となっている。

またシナリオ面では、原作リリース当時に話題となったオカルト系トピックである「ノストラダムスの大予言」を盛り込みつつ、ゲーム開発ものとしても楽しめる内容となっている。そのほかリメイク版ではグラフィックが一新されているほか、主人公であるゲーム作家の娘からリメイクを依頼されるという導入となっており、リメイク版をリリースすること自体も本作のメタ構造に組み込まれているような作りも特徴。なお、本作はSteam版も配信されている。

関連記事:原作最大の謎への回答が24年越しに示される――“今、リメイクすること”自体をメタ構造に組み込んだSFサスペンスADV『ANGEL WHISPER』

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。