王道長編RPG『雲海のフロンティア』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2件です。
王道長編RPG『雲海のフロンティア』リリース
New RPG Projectは8月31日、RPG『雲海のフロンティア』をDLsiteにてリリースした。価格は2,310円で、9月27日までは発売セールとして20% OFFの1,848円で購入可能。
雲海の上に島々が浮かぶ世界を舞台にした王道長編作品。1990年代、スーパーファミコン時代の数々の名作達に影響を受けているとのこと。約5年の開発期間をかけ、クリアまでの想定プレイ時間は30~40時間と、当時の大作RPG以上の規模まで作り込んだという。
自由度の高いゲーム進行やテンポのよいサイドビューバトル、クラスチェンジや陣形などさまざまな要素で冒険やバトルを楽しめるようになっている。一方で地図画面つきのファストトラベルやメッセージ・イベントの高速化、メッセージログなど現代的な遊びやすさも兼ね備えている。
公称プレイ時間は30~40時間程度。製品版にセーブデータを引き継げる体験版も公開されている。
ゲームブック風ターン制RPG『無名者:屠竜』Switch版配信開始
WhisperGamesは8月28日、The Nameless Epic開発のゲームブック風ターン制RPG『無名者:屠竜(The Nameless: Slay Dragon)』のNitendo Switch版を配信開始した。価格は2,000円で、リリース記念セールとして9月11日まで20% OFFの1,600円で購入可能。なお、本作は昨年9月よりSteamでも配信されている。
竜族に故郷を襲われ唯一生き残った主人公が、屠竜の技を求めて冒険を繰り広げて行く作品。ゲームは1枚絵のマップ上に点在するイベントをこなしながら探索範囲を広げていく形で進行し、ある状況に対応する手段が複数存在していてプレイヤーの行動で展開が変化するのも特徴。こうした要素はフリーゲームの名作RPG『Ruina 廃都の物語』を想起させるもので、作者はSteam版リリース時の投稿で本作がRuinaに強くインスパイアされていると語っている。
そのほか、交渉や開錠、危険の察知などの成否判定を能力値ベースで行うなど、総じてゲームブックやTRPG風のプレイ感となっている。キャラクター育成・ビルド面においては、さまざまな職業のレベルを上げることでスキルなどを習得したり、攻撃スキルに追加効果をセットできたりと、カスタマイズの自由度の高さも特徴。