『ひとりぼっち惑星』制作者の新作『からっぽのいえ』が配信開始

スマホゲーム

2月14日、スマートフォン向けの放置ゲーム『ひとりぼっち惑星』などを制作したところにょり氏は、新作となるゲーム『からっぽのいえ』の配信を開始した。

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先日、Twitterにて公開されたデモ画像と概要が掲載された本作の物語は、人がもう存在しないからっぽの家を、家庭用汎用性ロボット「RJ6388265」がいつまでも守り続けている、というもの。RJ6388265の記憶媒体の容量は限られており、家を増強し制御システムをアップデートしていくにつれて、家主との記憶も含まれた記憶データを失っていくという切ないシステムとなっているようだ。

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操作としては、敵を指でなぞるとロックオン、指を離すとミサイルが発射されるというもの。また、敵を混乱させ呼び寄せる電波を、10分おきに使用できる。電波使用中はミサイルのリロード速度が大幅に短縮されるようだ。

家の増強と制御システムのアップデートに関して、現れる敵を壊していくと部品が溜まり、特定の値に達すると家を増強することができる。家の増強が可能な状態でのみ、削除される記憶データにアクセスすることが可能とのこと。

記憶データを削除し制御システムを上書きすることによって、ミサイル同時発射数が増加し、家も大きく拡張される。しかし、削除した記憶データにはアクセスすることができなくなるという。

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筆者もさっそくプレイしたが、記憶と引き換えにシステムのアップデートをする際の演出は、細かいながら心を引きつけるものとなっている。前作『ひとりぼっち惑星』のプレイヤーだけでなく、ところにょり氏の描く独特な世界を楽しみたい人は、遊んでみてはいかがだろうか。

[作品情報]
タイトル:『からっぽのいえ』
開発元:ところにょり
価格:無料・アプリ内購入あり
iOS版

Android版

Android app on Google Play

前作『ひとりぼっち惑星』紹介

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ところにょり氏が制作したゲーム『ひとりぼっち惑星』も紹介しよう。本作は2016年に公開されたスマートフォンゲーム(iOS/Android向け)となっている。AppStoreでの無料総合ゲームランキングの1位も獲得し、もぐらゲームスにおける2016年の記事アクセス数もトップとなっていた。。

本作の舞台は、「ジンコウチノウ」同士が延々と戦争を行なっている惑星。そこで、たったひとりだけ存在するいきものが、宇宙からの声を「じゅしん」し、そして自分の声を宇宙へと「そうしん」するゲームだ。

ゲームプレイ開始時こそ、目的のわからない世界に放り出されてしまうという感触が強いかもしれない。しかし、初めて惑星にアンテナを立て、宇宙からの声を「じゅしん」したとき、プレイヤーの多くはその世界観に心打たれるはずだ。

練り上げられた世界観設定や、音楽から醸される雰囲気のほか、ジンコウチノウたちのデザインなど、アートワークにも拘りこだわりを感じることが出来る。アンテナで声を受信することで語られるメッセージに思いを馳せることで、独特な感覚を感じることが出来るゲームとして多くのユーザーにプレイされた。なお、ところにょり氏の過去作である『ひとたがやし』や『ひとほろぼし』もオススメしたい。

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  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。