続編も開発中の長編ファンタジーRPG『9th Existence』を見逃すな!!

剣と魔法の、正統派ファンタジーRPG。
2013年9月にローグ氏が公開した、『9th Existence』を紹介します。

RPGは何より、ストーリー、キャラクターが命という人!そして、剣と魔法の中世ファンタジー世界に長時間どっぷりと浸りたい人!そんな欲求を、存分に満たしてくれるのが、今回紹介する『9th Existence』です!

せっかく自分好みのキャラクタが出てきたり、波長の合う物語のRPGに出会っても、すぐ終わってしまって物足りない思いをした経験、誰しもあるのではないでしょうか?だからそんな思いをした人は、長編のじっくり作りこまれたRPGを無意識に求めている……。短時間で終われる手軽なゲームよりも、心のどこかでは自分をお腹いっぱい満足させてくれるゲームを求めてる……。

面白いゲームは、自分の時間を何十時間と捧げても、決して後悔なんてしません。なぜならその数十時間が、楽しくって楽しくって時間を忘れて夢中になってしまうからです。

そこまで夢中になるゲームを、そもそも探すのが難しい。当然、出会うのはもっと難しいかと思います。

『9th Existence』は、そのニーズをピッタリ満たす作品となっています。丁寧に作りこまれた世界、登場人物、バトルは、まさに濃厚、濃密という言葉が当てはまります。規模的にも超大作RPGに匹敵するボリュームです。

怒涛の勢いでグイグイと引っ張られるストーリー展開。そして、魅力的なキャラクターたち。激しくも熱いバトルに時にハラハラ、ドキドキさせてくれる緊張感。実に、実に欲張りな作品となっております。

現在、世界観を引き継いだ続編を製作中で、2015年11月8日に第1章が先行公開されました。完全版の公開は後日で、公開日も未定となっています。

一本の謎めいた剣が、少女の人生を変える!

主人公はアイという、メロンパンが大好きなごく普通の女の子。ある日、アイの幼なじみの青年ラルクと一緒に、いつものように村の外へと出かけます。そこで、深手を負って倒れている謎の少女ローズと出会います。この出会いをきっかけにアイは、世界の命運を分ける大きな、とても大きな運命の歯車へと巻き込まれていくのです。

……というのが、冒頭のストーリーの簡単な流れになります。

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アイに迫る、辛く苦しい過酷な出来事の数々。その途中には、新しい仲間との出会いがあり、時にはそれを助けてくれます。そして、迫り来るあまたの強敵、宿敵。この困難を、仲間たちと協力して乗り越えていきます。

そこで描かれる敵味方が入り乱れる人間ドラマは、さながら少年漫画のような熱さに満ちあふれています!今は某漫画誌でもあまり使われなくなった気がしますが、まさに「友情・努力・勝利」のような面白さがあります。

ストーリーの展開は本当に早くて、ジェットコースターに乗っているかのようなテンポで進んでいきます。

ユニークで個性的なキャラクターが次から次へと登場し、そこで化学反応を起こすかのように発生するエピソードの数々……。話が進む度に二転三転する飽きさせない展開。そこには、このファンタジー世界に生きる人達の生き様が凝縮されていると言っても過言ではありません。その波乱万丈な人生が、ゲームを面白く彩っています!

とにかく、「この先どうなるんだろう?」と、続きが気になるようなニクい作りになっていて、やめどきが見つかりません!それどころか、なかなかゲームを止められません!

本能のままに生きてきた私は、このゲームを遊んでいた時期は連日夜更かし状態となり、本当に大変でした。みなさまも夜更かしにはご注意を!!(そんなこと言ってるゲームCM、昔々ありましたね~)

特技を駆使して主導権を握る派手なバトル

『9th Existence』のバトルシステムは、なかなか凝った作りとなっています。

ゲームの紹介文や説明書には「このゲームの戦闘は難しめに作っています」と書かれています。この、「難しい」の意味合いは、単純にゲームバランスがシビアであるということよりも、凝った戦闘システムであるがゆえに、独自性が強いという意味合いから来ていると思います。

普通のRPGでは、通常攻撃を連打して、消耗したHPを回復魔法で回復し、時には、強力な全体攻撃魔法で敵を一掃するといったような、一定の攻略パターンがあります。

しかし、このゲームでは、パーティメンバーが覚える多彩な効果を持った特技を駆使して戦うことを求められます。一般的なRPGと比べると、変わった味付けをされているので、プレイを始めて最初の数時間はそのギャップに戸惑われるかもしれません。

ですが、安心してください。このゲームは、難易度が高いことを売りにしたゲームではないです。コツを掴んで、自分なりの戦い方や戦術を確立していけば、ちゃんと快適に遊べるようになっています。順を追って、バトルの特徴を説明していきます。

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画面上部には1本のゲージと、そこには敵味方キャラのアイコンが表示されています。アイコンは、左から右へと流れていき、右に到達したキャラクタにターンが回ってきます。アイコンの流れるスピードは、ステータスの敏捷性(いわゆる素早さ)が高ければ高いほど、それだけ早く流れていきます。

誰かにターンが回ってくると時間が止まります。今作が採用しているのは、いわゆるセミリアルタイムバトルです。セミリアルタイムというのは、常に時間が流れているのではなく、誰かにターンが回ってくると一旦時間が止まるようになるバトルのことです。

他に特徴的な要素として、特技や魔法には詠唱時間が設定されているものがあります。強力な大技を放つときや、大魔法を唱えるときにより長く必要になることが多いです。この詠唱時間の間に、「キャンセル技」を受けてしまうと、詠唱時間がキャンセルされてしまいます。

逆に、敵が大技を使おうとしている時に、キャンセル技を打ち込めば……!
ピンチを勝機に変える!特技を駆使してバトルの主導権を握っていく、というのがこのバトルの楽しさの一つになっています。

時間を使ったバトルシステムの仕組みについては、かつてセガサターン向けに第一作目が製作されシリーズ化した超大作RPG『グランディア』シリーズ(ゲームアーツ)に近いものがあります。知っている方は、それを想像してもらえるとわかりやすいでしょう!

基本的に敵には、弱点となる属性が設定されています。または、かかりやすい状態異常があります。それらを見極めて、有効となる攻撃方法を探り当て、カッコよく戦いましょう!一度倒した敵キャラはモンスター図鑑に登録されて、詳細なステータス情報を見ることが出来ます。図鑑を見て、相手の弱みさえ握ってしまえば、まさに怖いものなし、です!

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通常のザコ戦闘では、そこまで弱点とか属性を意識しなくても大丈夫なバランスです。私は、好きなキャラを入れて、好きな技を使って戦ってるだけで、先へ進めることが出来ました。確かに、工夫もなく通常攻撃だけペチペチ……では、少しストレスの貯まる作りになっているかもしれません。

覚えた特技は使うためにあるっ!MPは使うためにあるっ!ついでにお金は使うためにあるっ!!ということで、ガンガン派手な技をぶっ放して、爽快に戦闘を楽しみましょう!

対してボス戦は、比較的歯応えのある難しさになっています。全てのボスが強くてキツイというわけではないのですが、要所要所で強めのボスが出てきて、苦しめられるといった感じでしょうか。簡単には勝たせてくれません。

そういう時に、装備品を見なおしたり、あるいは、戦い方を変えてみたり……。色々と試行錯誤をして考えて攻略する楽しさというのも、このゲームの魅力の一つです。

プレイヤー自身が困難を乗り越えるゲームの醍醐味

さて、ゲージの右端にようやく私のアイコンが到達して、私のターンがやって来ました。ここからは私だけのターン!!好き勝手書かせていただきますよ!

RPGをこよなく愛する人にも、様々なタイプがいると思います。

例えば、自由度の高いものを好む人、戦闘の駆け引きと緊張感、ひたすら強敵へ挑み続けることが好きな人、そして、何よりもRPGにおいては、キャラクター、ストーリーが命の人。

今回このゲームは、RPGにおいて、キャラクター、ストーリーを重視している人に向けて紹介しています。本当は、バトルシステムも作りこまれていて、やりごたえがあるのでバトル好きの人にもオススメしたかったのですが、敢えて外しました。

理由としては、このゲームを遊んでしまう一番の動機にあります。先が気になるストーリーと、魅力的なキャラクターたち。ハラハラ、ドキドキするアツいバトルシーンももちろん見どころですが、やはりこのゲーム。『9th Existence』は、それの前に、自分のお気に入りのキャラがどうなってしまうのか?そして何より、そんなキャラたちが織り成す片時も目の離せないストーリーが楽しくて思わずプレイしてしまう、と私は思っています。

大好きなキャラクタがいるから……。ストーリーの先が知りたいから……という理由で毎日このゲームを起動してしまう。そんな不思議な魅力をこのゲームは持っています。

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だが待って欲しい!!ここで、私はこのゲームの正しい楽しみ方を提唱したい!!

ゲームの一番の醍醐味は、空想の世界に自分が参加しているところにあると思っています。そしてそれが同時に、ゲームというメディアの弱点とも思っています。

つまり、何をいいたいのかというと、ゲームは自分で動かさないと絶対に先へ進まないメディアです。

マンガやアニメ、映画は、物語を楽しむためにはそれを見て(読んで)いるだけでいい。だから凄くお手軽に、色んな物語を体験することができます。ある意味では、ゲームよりも効率的なメディアかもしれません。

ですがゲームは違う。自分の手でキャラクターを動かさなければ、いつまで経っても先へ進めることは出来ません。ゲームの中で起きたトラブルや困難、障害だって、プレイヤー自身が乗り越えなくてはなりません。

この紹介文を読んで、このゲームへ興味を持ってくださった方。お願いですから、自分の力だけでぜひともエンディングまで進めていってください。

それが、このゲームを楽しむための最高の環境だと断言します。

このゲームのバトルは、確かにちょっと独特で、最初はわからないところが多いです。「アレ、今これどうすればいいんだろ?」とか「こんなにガンガン術技使っちゃってMP温存しなくていいのかな?」みたいなことを私も感じて、オロオロするばかりでした。画面上部の、ターンバーで表示される各キャラのターンのまわり方も、最初はどういう順番でターンが回ってくるのか、目見当もつけられず、頭がパニクるばかり……。

さらに追い打ちをかける話になってしまいますが、ゲーム序盤、第1章からプレイヤーが慣れてない段階にしては敵が少々強めです。

だけども、そういう困難にも、敢えて真正面からぶつかっていって欲しい、と私は感じています。

どうしても……という方のために、難易度変更機能が付いておりまして、メニュー画面を開けるタイミングならいつでも好きなときに難易度を変えることが出来ます。初期状態はノーマルで、ハード、メナスに上げることもできるし、もちろん、ノーマルより簡単なイージーに下げることも出来ます。

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ですが、初回プレイは何とか、多少つらくたって、ノーマルの難易度を変えずに遊んで欲しいです。なぜなら、ちょっと頑張れば突破できるような絶妙なバランスになっているからなんです。

強いボスになすすべもなく負けた時。確かに悔しい。自分ではどうにもならないという絶望感を味わいます。だけども、ボスに負けた時、どうすれば勝てるだろう?というアドバイスやヒントを、ちゃんと表示してくれて、助け舟を出してくれます。必ず突破口はあるんです!

『9th Existence』という一つの作品が、物語が、敢えてゲームというメディアで生み出されたということを噛み締めながら楽しんで欲しいのです!

……なんか、ゲームの紹介記事だというのに、それにそぐわない、異常におもっくるしいノリになってしまいましたね。ということで少しテンションを戻します!

冒頭にも書きましたが、このゲームは、最近は意外と見かけなくなった、剣と魔法の中世ファンタジーの世界観です。町の外に出れば、見渡す限りが緑あふれる平原、そこらに点在する牧歌的な村や町。迷いの森や、朽ち果てた遺跡、謎めいた城、火山に氷の洞窟。

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一昔前、スーパーファミコンやプレイステーションが現役だった時代のRPGを思わせる正統派なファンタジーRPGとなっています。レトロを売りにしたRPGではありませんが、こういう世界観が好きな方、求めている方にとっては、きっと期待を裏切らないものになっていることでしょう。

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また、音楽にもこだわりがあるように感じました。町やダンジョンは、場所ごとに違う音楽を使うようにしていて、音の面からも新鮮さを感じさせるようにしています。戦闘BGMの種類も豊富です。章立て方式になっているのですが、章が変わるごとに戦闘BGMが変化します。特にボス戦のBGMが激戦を演出する激しいサウンドになっていて、ものすごくいい雰囲気を出しています。

最後になりますが、こういうRPGの主人公は、りりしい青少年であるのがお決まりでした。が、そこを敢えて外して、アイという小柄な少女が主役というのも、面白いポイントかもしれませんね。

任天堂「メトロイド」シリーズのサムス・アランは女性らしからぬ芯の強さが、アイドス「トゥームレイダー」シリーズの、ララ・クロフトもサバサバとした性格で、たくましく冒険に出掛けていく……。いずれも海外では大人気のキャラクターです。

そして、このゲームの主役、アイも、カッコ可愛い(カッコイイ+かわいい)女の子。ぜひともその魅力に触れてみて欲しいです。

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続編が鋭意製作中!

この『9th Existence』は、現在、続編が製作中です。キャラクターイラストが一新されて、ゲームシステムも新しいものが導入されるとのことです。また、世界観やキャラクターを引き継いだものとなっているので、今回紹介した一作目をクリアしているとより一層楽しめるでしょう!!

続編の開発と平行して、一作目のアップデートが現在も行われています。

主にバグ修正がメインですが、イベント&ダンジョンの追加、新機能やアイテムの追加、グラフィックの一部リニューアル、既存イベントの演出強化など、公開初期より、グレードアップした内容となっています。以前プレイされた方も、これを機にアップデートをして、変わったところを楽しんでみてはどうですか?

ここでなんと『9th Existence』の作者であるローグ氏より、今回の記事掲載にあたり、コメントを頂きました!!続編となる『9th ExistenceⅡ』の紹介に加え、撮り下ろしのスクリーンショットをいただきましたので、合わせて掲載させていただきます!

【『9th Existence』制作者・ローグ氏のコメント】

9th Existenceの続編、9th ExistenceⅡについてご紹介の場を頂きましたので、ちょっとだけ簡単に紹介したいと思います。

【あらすじ】
大切な人を連れ戻すために故郷を旅立った少女は、
旅の中で成長を遂げ、やがて世界の命運を左右する戦いへ身を投じることとなった。
その戦いから約二年――――
以前と変わらぬ日々を取り戻した少女、アイ・ヒューツベルと青年ラルクは、
ある日エルスラの湖の奥地で不思議な風貌をした少女と遭遇する。
 
その出逢いが、再び少女を戦いの日々へと誘う。

 
ということで、9th ExistenceⅡは前作の旅の終わりから二年後、トゥルーエンドから約一年後が舞台となっております。

主人公は前作からお馴染みの少女アイ・ヒューツベル。それに、幼馴染の青年ラルクと、エルスラに突然姿を現した、異世界から来たという謎の少女カスピエルの3人を中心に物語は進みます。

バトルシステムは今作もATLB(アクティブタイムラインバトル)を採用。
前作と同様のシステムに加え、戦闘の駆け引きを楽しめる様々な要素が追加されています。
また、今作の術技はAP(アビリティポイント)を消費して修得するスキルツリー形式となっており、各プレイヤーの好きなようにキャラを成長させることができます。

その他にも、キャラの掛け合いを楽しめるスキットシステムや、前作から引き継いだパラメータ振り分け、図鑑、合成等も盛り込んでいく予定です。完成まではまだしばらく時間がかかると思いますが、先行公開の一章をプレイしつつ、気長に待っていただければ幸いです。

以上、ローグでした。

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続編の『9th Existence II』は、2015年11月8日より第1章が先行公開されました。その後、完成版が公開されます。完成版の公開日程はまだ未定となっています。
これを機会に、チェックしてみてはいかがでしょうか?

[基本情報]
タイトル『9th Existence』
制作者 ローグ(制作者様サイトはこちら
クリア時間 40時間ほど
対応OS Windows XP/Vista/7/8
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/5572

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    安西爆弾(@anzaibakudan

    ケータイはガラケー。テレビはブラウン管。ローテク環境に囲まれながら生きる昭和生まれの現代人。ファミコン世代で1000本以上のゲームソフトを所持。ゲームレビューや動画配信。何にでも首を突っ込み大やけどをする、馬鹿が馬鹿騒ぎするを地で行く男!思い出のゲームはダントツで『ライブ・ア・ライブ』