爽快スマホアクション『ねずみハンター キャシー』。『PRINCIPIA』作者と『トモダチコレクション』作曲担当のコラボ作!

今回は、スマホで遊べるフリーのアクションゲーム『ねずみハンター キャシー』を紹介する。本作は、科学者育成シミュレーションという異色のゲーム『PRINCIPIA』の作者である広田紳氏が開発を担当、そして『トモダチコレクション』『えいご漬け』などの音楽を担当した作曲家・椎葉大翼氏による楽曲で彩られた作品となっている。

両氏ともに、かつて開催されていたソフトウェア投稿イベント「アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテスト」(以下、Aコン)の受賞者であったことが、今回のコラボレーションのきっかけとなったという。

Aコンは、『コープスパーティー』『パレット』など、さまざまな名作フリーゲームを生み出したコンテスト。広田紳氏は第4回Aコンにて『PRINCIPIA』で準グランプリを受賞、椎葉大翼氏は第3回Aコンにて『March ADVANCE』で音楽作品奨励賞を受賞している。そんな力作を生み出し、いまも活躍を続けている制作者の共同作品は、一体どんなゲームなのか?さっそく紹介しよう。

ねずみ達を次々に蹴散らす、爽快アクション!

本作は、スマホ向けのアクションゲームとなっている。世界征服のため、世界中にねずみを放った「ねずみ大王」。そんなねずみ達を退治するために立ち上がった女の子が、ねずみハンターの「キャシー」だ。画面をタップすることで、彼女は巨大なバットのようなものを振り回す。それによって大勢のねずみを次々と蹴散らしていくことが、このゲームの基本的な内容となっている。

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ゲームの基本画面。バットを振り回し、一本橋の上に殺到するねずみ達を振り落とすのだ

本作が「ひたすらタップを繰り返してねずみを振り落としていく」だけのゲームかと言うと、決してそういうわけではない。ゲームデザインを見ていくと、複雑過ぎず、それでいて充分なゲーム性が生まれる設計がなされている。

このゲームは全5ステージで構成されており、ステージを開始すると、キャシーの立つ画面中央の一本橋の上・下の両方からねずみが迫ってくる。キャシーが移動できる範囲は一本橋の上だけであり、上下両方からねずみに挟まれてしまうとダメージを受けてしまう。そのため、なるべく両側から囲まれないように位置取りをしつつ、上下の両方向から迫ってくるねずみをバランスよく倒していくのが鍵となっている。

また、ねずみには、何回バットで攻撃すれば倒せるかの耐久度や、歩くスピードがそれぞれ違うものがいる。橋の上で挟まれそうになったとき、「どちらのねずみから倒していけば、ダメージを受けずにすむか?」という判断をする必要がある。

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さまざまな姿や特徴を持つねずみを倒していこう

ステージが後半になるごとに、ねずみの数は増えていく。「数が多すぎてどうしても対処しきれない!」という場合、「ボム」を使うことで橋の上にいるねずみ全てを一気に振り落とすことが出来る。1ステージで使用できる「ボム」の数は、ゲーム内で現れるねずみを記録する「ねずみ図鑑」を埋めていくといった特定の条件を達成したり、ステージクリアの記録をツイートするといったことで増えていく。

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ねずみに囲まれてしまった時は、画面右下の「BoM」をタップして一掃を狙おう!

ステージの最後に待つボスねずみを倒せ!

全5ステージを攻略していくなかで、それぞれのステージの最後にはボスねずみが待ち構えている。ボスねずみとの戦いでは、通常の戦い方とは異なる操作が必要となってくる。

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ステージの最後に現れるボスねずみは、通常のねずみとはまた違った戦い方が必要だ

ボスはキャシーと同じくバットを持っており、それを振り回して攻撃をしてくる。ボスの振り回すバットに当たらないように、こちらの攻撃を当てていくことが重要となるのだ。

また、ボスと戦うにあたっては「防御」が重要となる。画面右をタップすればバットを右に構え、左をタップすれば左に構える、といったように、タップした画面の位置によって、バットの構え方が変わる。

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橋の左側となる部分をタップすると左、右側をタップすると右、というように、キャシーのバットの持ち手が変わる

この「防御」という要素がボス戦のポイントとなっている。たとえば相手が左からバットを振ってくる際は、こちらもバットを左に構えていると、相手の攻撃をガードすることが出来る。攻撃をガードをした際には相手に隙がうまれ、その間にこちらから攻撃を仕掛けることが出来る。

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ボスの攻撃方向と同じ方向にバットを構えていれば、攻撃を受けたときに自動的にガードしてくれる

ガードに関しては相手も同様で、キャシーが攻撃を仕掛けた方向が、相手が構えているバットの方向と同じだった場合、攻撃を弾かれてしまい、反撃の機会を与えてしまう。

こういったシステムから、相手がバットを構えていない方向から先に攻撃をしかけるか、もしくはガードしてから反撃するか、といった判断が必要となる。とは言ったものの、求められる判断はシビアなものではないので、アクションの苦手な人でも安心だ。

先に書いた、大勢のねずみと対峙するパートと、ボスとの戦いのパート。こういった2つのパートによって、多くのねずみを蹴散らす爽快感と、ボスとの戦いで手に汗握る緊張感の二つが楽しめるゲームとなっているのだ。

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全5ステージのクリア後にはオマケ要素も…?

また本作は、冒頭で書いたとおり、作中で流れる椎葉大翼氏による8bit風サウンドにも注目だ。画面のドット絵の雰囲気に非常にマッチしており、ゲームプレイをより盛り上げてくれる。力作を生み出してきた制作者2名のコラボによる本作、スマートフォンでさくさく遊べるゲームとなっているので、ぜひプレイしてみてほしい。

[基本情報]
タイトル ねずみハンター キャシー
制作者 Shin Hirota(製作者様サイトはこちら)
クリア時間 2時間~
動作環境 iOS / Android

ダウンロードはこちらから
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Android版
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    poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。