「HSPプログラムコンテスト2018」作品募集開始 出身作品のSteam進出も行われた老舗イベントが今年も開催

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HSPプログラムコンテスト実行委員会は1日、プログラミング言語HSP(Hot Soup Processor)により作られた作品を募集し、表彰するイベント「HSPプログラムコンテスト2018」の作品募集を開始した。「HSPプログラムコンテスト」は2003年から毎年開催されているイベントで、今年で16年目となる。募集期間は8月1日から10月31日まで。

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「HSPプログラムコンテスト2018」公式サイト

HSPは無償で提供されており導入が容易でありつつ、2D/3Dグラフィックやネットワーク通信などさまざまな機能が充実したスクリプト言語で、本格的なゲームやツールなどの制作が可能。2年前の「HSPプログラムコンテスト2016」で入賞したアクションRPG『箱庭えくすぷろーら』(紹介記事)は、今年6月にリメイク版『箱庭えくすぷろーらもあ』がSteamおよびPLAYISMでリリースされている。

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「HSPプログラムコンテスト2016」にて「株式会社アクティブゲーミングメディアPLAYISM賞」などを受賞した『箱庭えくすぷろーら』のリメイク版『箱庭えくすぷろーらもあ』。PLAYISMのパブリッシングによりSteamおよびPLAYISMにて配信されている

「HSPプログラムコンテスト2018」に応募可能な作品は、2018年1月1日以降に発表されたHSP製のプログラム。応募規定などの詳細はコンテスト公式サイトを参照してほしい。応募作品は誰でも無料でダウンロード可能で、ネット審査員としてユーザー登録することで作品を評価し、入賞候補に推薦できる仕組みがあるのも本コンテストの特徴となっている。

募集期間後には一次審査や最終選考が行われ、12月1日に受賞作品が発表される予定。審査は実行委員会のメンバーやネット審査員の評価をもとに行われ、総合最優秀賞や優秀賞などが選出される。上位入賞者にはWindows 10搭載最新モバイルノートPCや7インチAndroidタブレットといった賞品が用意されているほか、さまざまな協賛企業・団体からの賞が用意されていたり、ネット審査員も含めたすべての参加者に参加賞が用意されている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。運営型ゲームはメギド72をPvPメインで、あとは原神など。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。