『マリオメーカー』だけじゃない!スマホゲーム『ブロックブラザーズ』でアクションゲーム作りの楽しさを味わおう!

今回紹介する『ブロックブラザーズ』は、一言で言ってしまうと、任天堂から先日発売された『マリオメーカー』ライクな、「アクションゲームのステージを作ってみんなで楽しみ合おう」という種類のゲームだ。しかも、本作はスマホゲームであることに特徴がある。

「ゲームを作るゲーム」が流行りつつある

『RPGツクール』シリーズに代表されるように、「ゲームを作るゲーム」はマリオメーカーだけの専売特許ではない。筆者は常々、「まるで日曜大工のようにゲームが作られるようになる」という世界を期待し続けているが、その世界の実現もそう遠くない未来に起こりうるかもしれない。

もぐらゲームスでは、以前も何回か「ゲームを作るゲーム」の紹介をしてきた。『RPGツクール』やUnityなど、いわゆる「メーカー製」のツールが多かった中で、最近はインディ開発者が作ったツールも増えてきている現状がある。

例えば、ローグライクゲームが作れる『ローグクリエイター』や、RPGが作れる『RPG クリエイター』について取り上げた。これらのアプリでは、制作したゲームをネットを通じて公開する事もできる。

自作のローグライクゲームを公開できるスマホアプリ『ローグクリエイター』。8月に登場予定!

iPhoneアプリ『RPG クリエイター』で自作ゲームの新時代が到来するか?

他にも、『WOLF RPGエディター』などのソフトはかなり老舗のゲーム制作ツールと言えるだろう。かなり自由度高くRPGなどのゲームを作ることができる。

このように、「ゲームを作るゲーム」は、昨年から今年にかけてかなり増えてきている、という現状がある。しかも、それが大きなメーカーからではなく、個人開発者などの方々が作ったツールが多いというところにも、ひとつの特徴がある。こうした流れや、改造マリオのような「作品」を配信する動画サイトの存在、などを受けて発売されたのが『マリオメーカー』である、と言っても過言ではないだろう。

「ゲームを作るゲーム」が増えてきていることは、「遊びを作り出す」という行為が、何も特定の人に限られる楽しみではない、ということを暗に示している。ヨハン・ホイジンガは「ホモ・ルーデンス」という概念で、人間は遊ぶ動物である、ということを提唱した。今や、人間は遊びを作り出す動物である、と言っても過言ではない。何かを遊ぶ、というだけではなく、遊びを作り出すという行為そのものが、万人にとっての楽しみに変わりつつあるのだ。

完成度はかなり高い

前置きが長くなったが、早速『ブロックブラザーズ』の紹介といこう。とはいえ、『マリオメーカー』を遊んでいる方々にとってはすでにお馴染みかもしれない機能が、この『ブロックブラザーズ』にも備わっている。裏を返せば、それだけ『ブロックブラザーズ』の完成度が高いということでもある。

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TOP画面

TOP画面からは、ステージを「つくる」機能のほか、他のプレイヤーが作ったステージが遊べる「さがす」機能や、ゲーム側で用意されているクエスト(ある意味、ステージを作る上でのお手本になるようなステージだ)などもある。特にクエストについては、かなりやりごたえのあるステージが満載で、これだけでも通常のアクションゲームと同じかそれ以上のボリュームがある。

また、画面右下の「クイックプレイ」からは、人の作ったゲームを探す手間なしに、ゲームを楽しむことができるので、かなり活用のしがいがある。

ゲームを起動すると最初に楽しむことになるチュートリアルは、段階を追ってこのゲームでできるアクションを学ぶことができ、非常に丁寧な作り方がされている。

世界中の人たちとステージを作り、コミュニケーションを取れる、というコミュニティ機能は、かなり完成度が高い。ゲーム制作部分はもとより、こうしたところでも結構楽しむことができそうだ。

ブロック集めは少し大変

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ジャンプのほか、かべげりなどのアクションもできる

ゲームを作りたい人は、まずはゲームの素材となるブロックを十分集める必要がある。素材となるブロックの入手方法は、「クエスト」でゲーム側から用意されているステージをクリアしていくというのが基本になる。

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かなり難しいステージ揃いなので、特殊ブロックを手に入れるのは結構大変だ

クエストを1ステージクリアするごとに、リワードという形でステージの制作に必要なブロックを入手することができる。これを使って、ステージを制作することになる。難易度の高いクエストのステージからは、特殊な効果のあるブロックをリワードとして獲得することができる。

クエストはかなり歯ごたえのあるステージが多く、もしどうしてもという人は、ジェムを購入することでブロックをクエストクリアなしに入手することもできる。

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ブロックやキャラクターを入手するのに必要なジェムは課金で手に入れることができる

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ブロックは多種多様。大体見た目でどんなアクションになるのか想像がつくだろうか

あえて『マリオメーカー』と比べるとすると、『マリオメーカー』のほうが「ゲームを作る」ということにより重く比重を置いている印象だ。それに比べると、この『ブロックブロックブラザーズ』では、かなり歯ごたえのあるクエストの攻略がメインになっている印象もある。

ややブロックが手に入りづらい印象があるが、その点はクエストを何とか頑張ってクリアしていくのが一番お金のかからない方法だ。または、余裕があればほんの少し課金をするか、もしくは最初から持っているジェム100個をブロック購入に充てればOKだろう(『マリオメーカー』が数千円することを考えると、無料でできる本作ではほんのちょっぴりお金をかけることが推奨されるのかもしれない)。

実際にゲームを作る

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シンプルで直感的な作成画面

さて、実際のゲームを作る画面は非常にシンプルだ。スタートとゴールを決めて、クエストで貰ったブロックを配置してステージを作っていく。プレイヤーの発想力がもっとも問われる場面だ。

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自分で作ったステージは公開前に一度クリアしなければならない

『マリオメーカー』同様、『ブロックブラザーズ』でも、自作したステージを公開する前には、クリアチェックが必要となる。こうした細かい仕様も、クリア出来ないステージがネット上に氾濫してしまうような状況を防いでいるといえる。

こうして作成したステージは、作成画面の右上にある地球のアイコンからアップロードすることができ、世界中の人に遊んでもらえる。

良いステージを作るには、良いステージを遊ぶことから。人の作ったステージや、クエストのステージを遊びながら発想力を鍛え、自分の作成画面でアウトプットしていく。地道だが、それの繰り返しだ。


 
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反重力ブロックを使ったタイムアタック的作品

ここまで『ブロックブラザーズ』を紹介してきた。ゲームを作る際には、ゲームを遊ぶ事が重要になる。遊び、作る、遊び、作るの心地よいループで、是非クリエイターとしての資質を鍛えて面白いゲームを作ってみてはどうだろうか?

[基本情報]
タイトル
『ブロックブラザーズ』
制作者 Daigo Sato(制作者様サイトはこちら
クリア時間 心ゆくまで
対応OS iOS/Android
価格 無料(ゲーム内課金あり)

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Android版はこちら

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    通称のあP。「もぐらゲームス」エグゼクティブプロデューサー&共同編集長。ゲームをする人。「ゲームのちからで世界を変えよう会議」の中の人。経営戦略(ゲーム産業)と金融が一応専門分野。 MMORPG「リネージュ」の元プレイヤー(8年ぐらい、10,000時間ほどプレイ)。長らく一つのゲームをやりこむ派でしたが、最近は雑食気味にいろんなゲームをプレイしています。思い出に残っているゲームはリネージュ、ティアリングサーガ、勇者のくせになまいきだ。or2など