ようこそ「男の世界」へ。『ダンジョン オブ マンダム』試されるカードゲーム

男の世界へようこそ。今回は、勇敢さとブラフの力が試されるカードゲーム『Dungeon of Mandom(ダンジョン オブ マンダム)』を紹介してみたい。

 
ここでは勇気ある者こそが英雄。他の者たちよりも自分が勇敢であることを見せつけるには、着込んだ装備を男らしく投げ捨ててからダンジョンに潜り、財宝を持ち帰らなければなりません。
しかし、勇気と無謀は紙一重。もしうっかり危険過ぎる冒険に挑んでしまった場合、その代償は死をもって支払われるでしょう…

というわけでプレイヤーは、「どれだけ軽装の装備でダンジョンを踏破できるか」を競うことになるという、なんとも男気溢れるゲームである。

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パッケージ裏面には「ダンジョンは裸で潜れ。」との文字が。

まずパッケージを開けて内容物を確認すると、迫力あるイラストの描かれたモンスターカード、そしてかなりしっかりした作りのプレイヤーカードなどが目に入ってくる。

まず挑戦者カード。

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挑戦者カードはもともと3ポイントのHPを持っているが、
さらに挑戦者の身を守るのがアイテムカードだ。

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HPを+3する「ナイトシールド」。
HPを+5する「プレートメイル」。
パワーが3以下のモンスターからダメージを受けない「たいまつ」。
アンデッドからのダメージを受けない「聖杯」。
ダンジョンに入る前に宣言したモンスター一種類からのダメージを受けない「ヴォーパルソード」。
ドラゴンからのダメージを受けない「ドラゴンランス」といった、個性的で強力な装備がある。

そしてモンスターカードがこちら。

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プレイヤーはこれら魔物の巣食うダンジョンへの挑戦者となる。

モンスターカードには、スケルトンなら2、ドラゴンなら9……といったように、数字が書かれている。この数字は、モンスターのパワーを表している。

また、パワーを表す数字の下に書かれているアイコンが示すアイテムは、どのアイテムによってそのモンスターからのダメージを受けなくなるかを表している。スケルトンなら「たいまつ」そして「聖杯」といった具合で、挑戦者がたいまつか聖杯のどちらかを装備してダンジョンに入れば、スケルトンの装備を無効化することができる。

システムの肝は「チキンレース」

ゲームの進行を説明したい。
端的に言えば、本ゲームはチキンレースのような形式で進行する。

まず、先ほども書いたように、挑戦者は様々な装備を付けてダンジョンに入る。各プレイヤーは各自モンスターの山札から一枚モンスターを他のプレイヤーに見せないように引く。そのモンスターを確認した後、それぞれの手番で、最初はフル装備だった装備を1つずつ剥がしていく。

ラウンドの最初には、挑戦者はすべてのアイテムを装備しているが、装備が外されることで挑戦者はその装備の効果を受けられなくなっていく……というわけだ。

そして本当の勝負はここから。モンスターカードを次々引き、装備が一つ一つはがされていく。ダンジョンへの挑戦権は、最後までギブアップしなかったプレイヤーが獲得する。これが、ダンジョンオブマンダムがチキンレースゲームたる所以だ。

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例えば上の写真の例で、初手のプレイヤーは「ドラゴン」を引いた(写真手前に伏せてあるカード)。攻撃力は9で攻撃を受けると即死級だが、ドラゴンランスがあれば無効化できる。

うまく自分が逃げ切って相手が挑戦したときの成功率を下げるために攻撃を無効できるドラゴンランスをあえて外すか、自分が挑戦した時の成功率を上げるためにドラゴンランスを温存して他のカードを外すことにするか、葛藤することになる。

そして、ダンジョンへの挑戦権を獲得したプレイヤーがモンスターカードをめくっていく!緊張の一瞬だ。

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上の写真の例では、モンスターカードを3枚めくった時点で他のプレイヤーがギブアップ。ナイトシールド、プレートメイル、聖杯が剥がされているが、ドラゴンランスが残っているのでドラゴンの討伐に成功、3以下の強さのモンスターを退治できるたいまつも残っているので、残りのモンスターからもダメージを食らわない。

プレイヤーがお互いに、「相手は強いモンスターを引いたのではないか」と疑心暗鬼になった結果、実は弱いモンスターばかりなのにギブアップするプレイヤーも出てくる。このゲームはかなりブラフが有効になる。

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慣れてくるまでそう時間はかからない。上の写真では、装備は2枚しか残っていないが、対象モンスターを1種類選べる「ヴォーパルソード」で挑戦者がゴーレムを選んだため、最初の2匹から3のダメージを受けただけで生き残っている。

このようにして、いかに少ない装備で、かつ他のプレイヤーをギブアップさせながらダンジョンを踏破するかがカギとなる。

他のプレイヤーが全員2回踏破に失敗して死んでしまうか、自分が2回討伐に成功すれば見事あなたの勝ちだ。

少ないカード枚数できっちりまとまった作品で、短時間でルールも理解できるため、とてもおすすめのボードゲームだ。

ゲームデザインを行った制作者のI was gameは『Vorpals』などのボードゲームでも知られて注目されており、再販を行っているOink Games も、『藪の中』『小早川』、最近では『masKmen』など、デザインもすぐれたボードゲームを多数販売している。Amazonでも販売を行っているため、入手しやすくなっている。

3〜4人ぐらいでプレイすると盛り上がるだろう。ハッタリをクールに効かせつつ、真の漢になってみないか?

[基本情報]
タイトル Dungeon of Mandom(ダンジョン オブ マンダム)
制作者 I was game
プレイ人数 2〜4人
プレイ時間 10〜30分程度
価格 2154円(Amazon

VR体験施設の検索サイト「taiken.tv」
  • 20140320163135

    通称のあP。「もぐらゲームス」エグゼクティブプロデューサー&共同編集長。ゲームをする人。「ゲームのちからで世界を変えよう会議」の中の人。経営戦略(ゲーム産業)と金融が一応専門分野。 MMORPG「リネージュ」の元プレイヤー(8年ぐらい、10,000時間ほどプレイ)。長らく一つのゲームをやりこむ派でしたが、最近は雑食気味にいろんなゲームをプレイしています。思い出に残っているゲームはリネージュ、ティアリングサーガ、勇者のくせになまいきだ。or2など