『ib』『魔女の家』風のフリーホラーゲーム『ファウストの悪夢』 Steam版が配信開始

4月9日、台湾のインディーゲームサークルLabORat Studioは、フリーホラーゲーム『ファウストの悪夢(Fausts Alptraum)』の配信を開始した。現在、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にてダウンロード可能となっている。対応言語は日本語・英語・中国語の3ヶ国語。

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『ファウストの悪夢』Steamページ

本作は海外のフリーゲームでありながら、日本国内の名作ホラーアドベンチャー『Ib』や『魔女の家』の雰囲気を感じつつ、かつ本作の強い独自性を持って作りこまれており、「物語」と「謎解き」の絶妙なバランスが特徴となっている。

またイラストレーションも、日本のフリーゲームの雰囲気とはやや異なりつつも、かわいらしくも残酷性の見える童話的な絵柄が目を惹くものとなっている。

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物語としては、父を亡くした少女「イリザベス」が主人公となる。イリザベスは父の葬式の後、叔母に連れられてとある屋敷にやってきていた。屋敷に入った叔母の後を追うイリザベスは、不思議な格好をした悪魔に出会う。逃げようとするイリザベスだが、屋敷の外に出るための扉が消えてしまっていた。そして突然現れた黒い猫に導かれるように、狂気と謎に満ちた屋敷の中を探索することになる……。

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主人公であるイリザベスの体力と、プレイヤーの見える視界の広さが比例しているシステムに加え、「世界観に合致した謎解き」をしっかりと作りこむ丁寧さが印象的な作品。探索アドベンチャーにおいて、「世界観」や「物語」の無いところに無理やり「謎解き」を置こうとすると、ともすれば「鍵を集めて、扉を開ける」ことを繰り返すゲームになってしまいがちだが、本作は「物語の上に、自然と謎解きが乗っかっている」という巧みな設計を感じさせてくれるゲームだった。

本作は既に「ふりーむ!」等のダウンロードサイトにて日本語版が配信されている。Steam版のリリースにあたり、今後、ダウンロードコンテンツとして設定資料集など電子書籍の頒布も行われる予定とのこと。未プレイの方は、今回のリリースを機会に遊んでみてはいかがだろうか。

[基本情報]
タイトル 『ファウストの悪夢』
制作者 LabORat Studio
クリア時間 5~10時間程度
対応OS Windows 7/8/10
価格 無料

ダウンロードはこちらから

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    poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。