フリーゲームRPG『ラハと百年魔法石』 シリーズ三部作の完結編が公開

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1月9日、連作フリーゲームRPGの完結編となる『ラハと百年魔法石〜the endstory〜』が公開された。現在、Windows・Mac向けとなるダウンロード版、及びブラウザ版が作者サイトで公開中となっている。

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『ラハと百年魔法石〜the endstory〜』公式サイト

公式サイトによると、完結編となる本作は1作目より登場していた魔法士「サリィ」を中心とした物語が展開され、プレイ時間7~9時間程が想定されているようだ。

本シリーズとしては、1作目の『ラハと魔法の園〜the graystory〜』、2作目の『ラハと理の魔法生〜the 2ndstory〜』が公開されている。今回は、シリーズを未プレイの方向けに、第一作目のあらすじを紹介しよう。
 
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光の魔法学院「ルクシエメール」の門の前に倒れていた少年「ラハ」は、自分のことも世界のことも、全ての記憶を失っていた。学院長に拾われ、学院での生活をおくることになるラハ。そこで、落ちこぼれの魔法生である「チャタ」や、天才と呼ばれる魔法使いの少女「サリィ」と出会う。ラハは、魔法生の試験や、そしてさまざまな問題に巻き込まれていくことになるが……。
 
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ゲームシステムとしては、ゲーム開始時に幅の広い難易度を選択できる設定や、魔法生試験中の行動や戦闘結果などに点数が付けられる「魔法生評価」システムなどが特徴。バトルシステムとしてはオーソドックスなものでありつつ、攻撃手段が「魔法」のみという点がポイント。そのため、MPなどのリソースには注意を払わなければならない。

難易度設定によっては、物語を楽しむことに特化した易しい難易度とすることも可能なので、RPGが苦手な人にも物語を楽しめるような作品となっている。完結編の公開を機会に、前2作も含めて遊んでみてはいかがだろうか。

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。