【Steam配信開始】敵弾が多い時こそ反撃のチャンス!初心者にもオススメのカスり系STG『Graze Counter』インプレッション

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PCゲームパブリッシャーHenteko Doujin(運営:株式会社サヌック)は29日、PCゲーム制作サークルびっくりソフトウェア開発の縦スクロールシューティングゲーム『Graze Counter(グレイズカウンター)』をSteamにてリリースした。価格は980円で、8月5日までリリース記念セールとして10% OFFで購入可能。なお、同時リリース予定であったサウンドトラックは8月1日午後へとリリースが延期されている。

『Graze Counter』は、自機を敵弾にカスらせて「カウンターゲージ」を充填し、強力な「グレイズカウンター」で反撃するシステムが特徴のシューティングゲーム。 『REVOLGEAR II』や『KIRISAME BLADE 2』など、フリーのシューティングゲームをリリースしてきた同サークル初の有償作品だ。16bitゲーム機風のドットグラフィックや、シューティングゲームらしい疾走感のあるBGMも魅力となっている。

多彩なシステムにより、弾避けが苦手でも立ち回り次第で攻略可能

時は23世紀。仮想空間ネットワーク「EDEN」は人間の意識をデータ化することで新たな形でのコミュニケーションを可能とし、さまざまな娯楽を提供する場として発展していた。しかしEDENは管理者側からのアクセスを突如として拒否。内部にはアクセス中の民間人240万人の意識が取り残された。政府主導の秘密防衛組織「セイバーズ」は現実世界での戦闘経験が豊富な銀寄卯月(ぎんよせうづき)と古山皐月(ふるやまさつき)を招集し、EDENの世界へと送り込むことを決定した……。

プレイヤーは 卯月と皐月、いずれかのキャラクターを選び、それぞれの機体でEDEN攻略を目指す。使用可能な機体は条件を達成することで8種類までアンロックされる仕組みだ。ゲームは全5ステージで、多くのステージは比較的短めの構成となっており、1周のプレイ時間は20~25分程度とテンポのよいプレイ感となっている。また、難易度が「NOVICE」「ARCADE」「EXPERT」の3種類用意され、一番下のNOVICEの難易度はかなり抑えめ。シューティングゲームが得意という人でなくても、カウンターなどのシステムを活用することで爽快感のあるプレイを楽しむことができるだろう。

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銀寄卯月の搭乗機は「G-01/R エイプリルディバイダー」。移動は遅めだが通常ショットの攻撃範囲が広い、汎用性の高い機体

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古山皐月の搭乗機は「G-02/B フリーダムダンサー」。通常ショットが前方集中型で移動が速い。どちらかと言えば玄人向けの機体

本作最大の特徴であるグレイズカウンターは、カウンターゲージが50%以上あれば発動可能。極太のレーザーで強力な攻撃ができる上、弾消し効果もある。さらに、カウンターゲージを100%にして発動すると発動中、自機にバリアが張られて完全無敵となる。ステージが先に進むと敵の攻撃はどんどん激しくなるが、それを逆手に取ってカウンターゲージを一気に溜めて、敵弾を消したり無敵になったりして切り抜けていくのが本作の醍醐味だ。

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敵弾にカスってゲージを溜め、レーザーで反撃!ゲージ100%であれば無敵になれるのもポイント

カウンター攻撃を敵に当てると星型のスコアアイテムが出現。取得すると「ブレイクゲージ」が上昇し、満タンになると「ブレイクモード」が発動可能となる。「ブレイクモード」発動中は通常ショットの威力が大幅に増すほか、攻撃を当てると赤い星型のスコアアイテムが出現する。さらに発動の瞬間は画面中すべての敵弾がスコアアイテムに変化するため、緊急回避にも役立つ。

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ショットが大幅に強化されるブレイクモード。発動の瞬間に弾消しが発生するため緊急回避にも役立つ

加えて、特定の敵を倒すと入手できるアイテムの中には「シールドアイテム」があり、取得するとシールドを展開して被弾を1回無効化できるようになる。カウンターによる弾消しと無敵化、ブレイクモード発動時の弾消し、シールドと、生存力を高める仕組みが充実しているのが特徴で、精密な弾避けが苦手でも立ち回り次第で十分攻略可能なのが嬉しいところだ。

さらにゲーム開始時に、一定時間でシールドが自動的に展開されるようになる「オートシールド」、同じ敵弾にカスり続けると敵弾が消滅するようになる「オーバーグレイズ」、カウンターゲージが100%未満でカウンター攻撃をしてもバリアが張られるようになる「エクステンドガード」という3つの特殊なスキルのうち、1つを選んでセットできる。

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3つのスキルから1つを選んで利用できる。初心者には一定時間の経過でシールドが自動的に展開される「オートシールド」がお勧め

そのほか、追加の機体はブレイクモードがない代わりに独自の攻撃システムを搭載したものもあり、アンロックするたびに新鮮なプレイ感で楽しむことが可能だ。

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近接攻撃用のブレード・ビットを搭載した特殊機体「XK-02 キリサメブレード」。初期機体とは全く異なるプレイ感となる。搭乗者は霧雨斬子(きりさめきりこ)

やり込み要素も充実。初心者から玄人まで広くお勧めしたい作品

気軽にプレイできる作品である一方で、やり込み要素も充実。機体以外のアンロック要素として、ボスラッシュモードやエクストラステージなどが用意されている。短めのステージでさまざまな課題をクリアしていくミッションモードもあり、序盤はゲームの基本的なテクニックの練習や攻略指南を兼ねているが、中盤以降は頭を捻って解法を模索していくような課題も登場する。

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基本的なテクニックなどを学べるミッションモード。中盤以降は特殊な状況でのサバイバルといったチャレンジ要素も

スコア稼ぎの面では、敵弾にカスることでスコア倍率が上がっていくのが特徴で、最大で1,000倍まで上げることができる。また、星型のスコアアイテムは取得時のスコア増加だけでなくステージクリア時のスコアボーナスにも影響し、とくにブレイクモード発動時に入手できる赤い星型はその影響が大きい。獲得スコアに応じて残機が増えるので、クリア重視の場合もある程度意識するのがお勧めだ。

グラフィックやBGM、そしてステージ進行で総合的にプレイを盛り上げていく演出面も大きな見どころ。とくに海上からEDEN中枢の「タワー」へ迫っていく最終ステージの演出は目を見張るものがある。ボス戦前の会話シーンなどで表現される、世界観やキャラクターも魅力的だ。

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仮想の世界に広がる青い海と大空。その先にあるものは……

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ボス戦前の会話シーンでは断片的ながら印象的な台詞で、キャラクターや世界観に迫っていく

コンティニューが回数無制限で、ステージの最初からという仕様なのもポイントだ。諦めなければ何度でもチャンスがあり、それでいて残機によるゴリ押しで漫然とクリアできてしてしまうことはなく、自分の力でクリアしたことをしっかりと実感できる。難易度NOVICEやコンティニューありだと真のエンディングを見られない、といったこともない。シューティングゲーム初心者にも優しく、玄人向けの挑戦要素なども充実した本作。体験版も用意されているので、ぜひ触れてみてほしい。

【基本情報】
タイトル:『Graze Counter(グレイズカウンター)』
デベロッパー:びっくりソフトウェア
パブリッシャー:Henteko Doujin
クリア時間:1周20~25分程度
対応OS:Windows
価格:980円(税込)

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    中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。