ビックリするくらいお手軽なスマホVR。1000円で買える「ハコスコ」を組み立ててみた!

Oculus Riftで注目を集めているVR(仮想現実)。
とはいえ、Oculusの一般販売はまだまだ先の話。
現状出荷待ちの開発者キットは海外から買わなければならないし、諭吉が何枚も必要…。

ちょっと遠いなあ…。
もっと手軽に仮想現実を体験したい。
そう思う人も多いのではないだろうか。

こうした想いに答えるべく、理化学研究所 脳科学総合研究センターの藤井直敬氏(@NaotakaFujii)が立ち上げた株式会社SR laboratoriesが画期的なVRデバイスを作成した。

その名も「ハコスコ」

「もっと手軽に、いつでもどこでも、みんなに体験してもらいたい」

そんなコンセプトで設計されたダンボール製のVRデバイスだ。
この「ハコスコ」とiPhoneさえあればVRが体験できる。

今回は腰が抜けるほどお手軽なこの「ハコスコ」を紹介しよう。

「ハコスコ」が手軽なワケ1:安い

何が手軽かって、まず圧倒的に安い。
「ダンボールだからね」と笑って説明していた藤井さん。

なんとお値段は1000円だ。

繰り返す。

1000円だ。

あのOculus Riftが送料込で400ドル近い。DK2は400ドルを超える。
「ハコスコ」が40個以上も買えるお値段だ。
確かに材質はダンボールとレンズだけ。驚異的な低コストを実現している。

「ハコスコ」が手軽なワケ2:簡単に組み立てられる

さて、ダンボール製の「ハコスコ」。
買った時はペッタンコの封筒に入っている。

中に入っているのはデバイスではない。
折り目のついた2枚のダンボールだ。

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右にあるのはおまけでもらった目玉のシール。

このダンボールを折り目を内側にしながら組み立てていく。

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そして合体!

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これで完成だ。筆者は少し手間取ったが10分程度でできた。

「ハコスコ」が手軽なワケ3:iPhoneがあればいい

さてどうやって体験するかというと…。

「ハコスコ」の溝にiPhoneを入れる。
そうするとレンズ越しにiPhoneの画面に写ったコンテンツを眺められる。

コンテンツは専用アプリ「SR Viewer」(無料)で見ることができる。

SR Viewer (iTunes)
https://itunes.apple.com/us/app/sr-viewer/id877571417?mt=8

さっそくダウンロードしてアプリを起動する。

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起動すると表示されるメニューでは、実際に撮影した映像から体験したいものを選択する。
自分のiPhoneに入っている写真を登録して楽しむ機能もある(※2014年6月25日時点では黒い画面しか表示されないが、マイナーアップデートを行うとのこと)

メニューから見たい映像・画像を選んだら「ハコスコ」にセットする。

DSC04175[2]

そして、「ハコスコ」を覗いてみよう!

手軽だが本格的なVRでスゴい体験ができる

例えば渋谷のスクランブル交差点。

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筆者のiPhoneはひび割れているが当然画質も十分綺麗だ

広がるのはその光景そのもの。確かに窓は小さいので若干覗きこんでいる感はあるが没入感はOculusにも引けをとらない。

もちろん、左を向けば左側の状況を見ることができるし、上を向けば上の光景を見ることができる。iPhoneのジャイロセンサーを使い、OculusRiftのヘッドトラッキングと同じように頭の動きと画面が連動する。

説明書に推奨されている通りヘッドホンをつけると臨場感は倍増する。

小さな箱の中の本格的なVRだ。

そして目玉のシールを貼ると見た目がかわいい(これ重要)。

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注目を集める「ハコスコ」の一般発売は7月1日!

「ハコスコ」は、今年の5月に開催された最先端の技術やアイデアを紹介するTEDxTokyoで披露され、話題になった。

6月24日に六本木で開催されたOculus Rift体験会「Ocufes」でも藤井先生自ら販売を行っていた。かわいらしい外見にお客さんも興味津々。試すと感嘆の声をあげていた。持ってきた45個は完売したという。

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現在は予約販売の状況だが、来月7月1日には出荷されることとなる。

また、iOSアプリはまだプロトタイプとのことで、公式アプリは9月のリリースを目指しているとのこと。合わせてAndroid版のリリースも2014年9月を考えているそうだ。

1000円で体験できる未知の感覚。
VRの世界に興味のある方はぜひ入手してみてはいかがだろうか。

ハコスコ|Boxed World through hacosco
http://hacosco.com/

※上記公式サイトのメニューから「Order」を押せば購入画面にいくことができます(2014年6月27日追記)

Googleが発表した「Cardboard」との比較記事はこちら
スマホでできるダンボール製VR。「ハコスコ」(iPhone)、「CardBoard」(Android)の入手方法などを比較

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    学生時代、MMORPG「リネージュ」で朝から晩まで飽くことなきレベル上げと戦争に没頭する毎日を送る。本業では廃人卒業後、国家公務員を経て、再びゲームの世界へ。「もぐらゲームス」を立ち上げました。ハマったゲームはライブアライブ、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜、デモンズソウルなど。
    個人ブログもやってます:もぐらかペンギンか