フリーホラーゲーム『Ib』 二次創作・実況などの公式ガイドライン改定

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2016年10月1日、フリーホラーゲーム『Ib』に関する実況などの動画や、二次創作についての公式ガイドラインの改定が行われた。

Ib
フリーゲーム「Ib」のガイドライン

今回、改定が行われたのは、主に「金銭の関わる二次創作活動について」の項となっている。該当する部分の変更後内容については、下記のとおりとなっている。(2016年10月4日時点)

金銭の関わる二次創作活動について

OK
・同人誌、コスプレの写真集の販売(通販、委託販売もok)
・趣味の範囲内でのグッズ販売(通販もokですが個人制作したグッズに留めて下さい)

NG
・商業での販売
・同人誌やグッズに公式ロゴを使用する事
・公式グッズと誤解を受けるようなグッズの販売
・作中の「ドット絵」を使用した本、グッズの販売(ドット絵は再現が容易なため)
・作中の有料のBGMを使用、またはアレンジした音楽CDの販売 ※フリーのBGM素材については各著作者の規約に従ってください。
・賞金などの報酬が出るコンテスト等でIbを題材に使用すること
・飲食の提供及び食品物の販売(衛星管理等の徹底が難しく、重大な事故につながる可能性がある為)
・電子書籍での同人誌販売
・オンデマンド販売サービス(pixivFACTORYなど)を利用してのグッズ販売
・Ibの二次創作ゲームの販売
・公序良俗に反する物、過度な性的表現のあるグッズの販売
公式ページより引用)

 
『Ib』は、kouri氏が2012年に公開したホラーアドベンチャー。両親と美術館を訪れた少女イヴ(Ib)が、開催されていた展覧会「ゲルテナ展」に足を踏み入れると、美術館の様子が変わり、ゲルテナの絵画が展示されている不気味な美術館に誘われる、というストーリーの作品だ。

本作については原作ゲームの人気の高さもあり、二次創作・ファンアートについても非常に活気のあるものとなっている。今後、二次創作を行う方は、再度ガイドラインを確認することをおすすめしたい。

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。