スマホ2Dアクション『in:dark』 暗き記憶の水底を照らす、一抹の白炎となれ

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スマートフォン向けゲームと言えば「基本無料、アイテム課金」のスタイルが一般的だが、今年初頭に『Strange Telephone』『MissileMan』などの話題作が登場し、iTunesのApp Storeストアでは「インディーズゲーム特集」のコーナーが組まれるなど、個人制作による買い切り型の作品のリリースがにわかに熱を帯び始めている。

そのような状況を加速させるがごとく、おづみかん氏制作のスマートフォン向けアクションゲーム『in:dark』(インダーク)が買い切り作品として6月28日にリリースされた。
開発中の動画の公開や、5月に開催されたBitSummit 5thにて出展される(関連記事)などで注目を集めた作品となっている。

IN TO THE DARKNESS

『in:dark』は上から下へとスクロールする2Dタイプのアクションゲームとなっている。プレイヤーはタッチパネルで人魂を操作し、沈みゆく少女の身体を誘導しながら暗い海の底を目指すことになる。

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タッチパネルをスライドすると人魂が移動し、少女は移動する人魂に合わせて付いてくる。迫りくる敵はタップすることで人魂の周りに広がる炎攻撃、フリックで発動する炎を纏ったダッシュタックルで倒していく。
攻撃アクションには画面右部に炎マークで示されている「ブレイズ」を消費し、ブレイズを消耗しきると再充填まで攻撃ができなくなる。攻撃はむやみに乱発せず的確なタイミングで放っていくことが重要だ。

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少女の身体に敵や敵からの攻撃が当たったり、罠にぶつかってしまうと体力が減り、体力がなくなるとゲームオーバーとなる。
人魂と少女を結びつける鎖により、少女が人魂の動きに遅れてついてくるという点が大きなポイントとなる。時には慎重に敵を倒しながら、時には大胆に罠を潜り抜けながら先を目指そう。

タップしたつもりがフリック入力に化けて炎攻撃がうまく出なかったり、小魚を倒そうとして進みすぎてしまい少女の身体にぶつけてしまうなど、タッチパネル操作ゆえの微調整の効きにくさに悩まされることもあるが、スピーディで激しいアクションを指先ひとつで体感することができる。各アクションを駆使し、押し寄せる敵と罠の群れを素早くくぐり抜けたときの快感はひとしおだ。

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進むべき道中はランダム生成され、ゲームを新しく開始するたびに変化するようになっている。より深いエリアへ進めば進むほど、敵からの攻撃も仕掛けられた罠も苛烈なものになっていく。加えて後半のエリアでは暗闇が迫り人魂を飲み込もうとするので、炎の灯りで闇を照らしながら先へと進もう。

TAKE KARMA/SOUL EATER

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敵を倒すと通貨にあたる「カルマ」を落とし、人魂で拾い集めることができる。集めたカルマは途中で出現する社で体力回復や最大ブレイズ上昇などのアイテムを購入したり、ランダムで様々な効果の出る「祈り」を捧げるのに使用する。
加えて、ゲーム開始前にカルマを消費することで、プレイヤーの能力の強化や炎攻撃のパターン変更などを行うことが可能だ。より深い場所へ進むため、これらの強化を活用しよう。

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また、スライド操作で人魂を敵にぶつけることで噛みつき攻撃が発生し、これで敵を倒すと「ソウルたべ」となる。ソウルたべで敵を食べることで、胃袋マークで示される「ソウル」が溜まり、一定量に達するごとに「スキル」が獲得できる。

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スキルは攻撃範囲を強化するもの、少女の周囲にバリアを張るもの、カルマを回収しやすくするものなど有益なものが多い。
ソウルたべでは敵はカルマを落とさないため、敵を倒してカルマを得るのか、あるいはソウルたべでスキルの入手を優先するのか、悩ましい選択となるだろう。

RESTORING MEMORY

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主人公である人魂は記憶に不整合が存在する混濁した状態にある。カルマを使用して能力を強化するのにあわせて、「記憶」の断片が復元されていく。

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ノイズ混じりの1枚のイラストとして切り抜かれた記憶には、同じ時間を過ごしたであろう少女との仲睦まじい光景や、中にはゾッとするようなものも含まれている。しかしそれが何を意味しているものかは判別がつくものではない。
復元された記憶の断片から何を読み取り、何を感じるのかはプレイヤーたる自分自身に委ねられている

暗き群青の深淵の果てにあなたは何を見るだろうか。幻想的な雰囲気に惹きつけられたのならば、ぜひプレイしてみて欲しい。

[基本情報]
タイトル: in:dark (インダーク)
制作者: ozumikan
クリア時間: 1プレイ15分~ / 全記憶開放12時間~
対応OS: iOS , Android
価格: ¥360

↓ダウンロードはこちらから
(App Store)
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(Google Play)
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    真野 崇(@tacashi

    フリーゲームと共に四半世紀を生きるフリゲ馬鹿一代。
    フリーゲームのレビューブログ「自由遊戯黙示録」を経て、自身のフリゲ人生を集約した、フリーゲーム・同人ゲーム・インディーズゲームの年代記「自主制作ゲーム史論」を執筆。