Steamサマーセール開催!暑い夏に涼しく遊びたい”海ゲー”5選

Steam,インディーゲーム

初夏が過ぎ去り本格的な夏へと移り変わろうとしている昨今、いかがお過ごしだろうか。
レジャーシーズンとなる反面、うだるような暑さの前にして、部屋でクーラーを効かせて涼しく過ごしたい!と思う人も多いことだろう。

今回はそんな夏に部屋の中で遊ぶのにぴったりな、見た目に涼しい「海」を題材としたインディーゲームを5作品紹介する。

いずれの作品もPCゲームのダウンロードプラットフォーム「STEAM」から購入することが可能だ。

『ABZÛ』

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一目して飛び込んでくる極彩色。505 Games『ABZÛ』は『風ノ旅ビト』(原題:Journey)のクリエイターが独立して手掛けたダイビングアドベンチャーゲームだ。
『風ノ旅ビト』同様にゲーム中には文章や会話がなく、映像と音楽によるアート性が重視された作品となっている。

プレイヤーはダイバーとなって神秘的な海底の世界を自由自在に泳ぎまわることができる。
道中では扉などがが道をふさいでいる場合があり、それらは仕掛けを探して開放していくことになる。
複雑な操作は特に必要とせず、賞味2時間弱と映画を見るような感覚でプレイできる。
圧倒的な映像美の前には言葉は不要だろう。ただただ海の美しさに酔いしれよう。

『Narcosis』

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夏といえば肝試しの季節でもある。肝を冷やしたいという方にはHonar Code制作の深海ホラーアドベンチャー『Narcosis』はいかがだろうか。

舞台は太平洋の海底の資源採掘基地。そこで発生した大地震からのサバイバルを目指す。
プレイヤーは日光の届かない海の底で、ただ独りで何が潜むかわからない闇の先へと進んでいかなければならない。
極限状態にあって、潜水服にナイフ、数に限りがある照明弾と装備は心もとない。突発的な事態が起きても、潜水服のせいで素早くは動けないし、潜水服に何か強い衝撃が加わってしまえば決壊して死は免れない。
なによりも刻一刻と減っていく潜水服の酸素残量が緊迫感に拍車をかけてくる。替えの酸素ボンベが見つけられない時の焦燥と絶望感たるや強烈だ。

日本語表示に対応しているほか、Oculus/HTC Vive/OSVRによるVRプレイにも対応している。ヘッドセットを所持している方は試してみるとよいだろう。

『Diluvion』

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キンッキンに冷えた極寒の深海に、ヒカリゴケや海底都市の照明が映えるSFチックなビジュアルが美しい『Diluvion』はArachnid Games開発によるオープンワールドタイプのRPGだ。こちらは4月末のアップデートによって日本語に対応した。

天変地異により厚い氷の下の海に閉じ込められた人類は、そこに海底都市を築いて生活を続けていた。
プレイヤーは潜水艦の新米船長となり、見果てぬ海の底にあるという「神の贈り物」を求めてロマンあふれる冒険へと突き進むことになる。

海底都市でクルーを雇用したのちに機関室やソナー室などの船室にクルーを配置し、トグル方式で機関へ前進を伝えれば一端の船長気分が味わえる。
ソナーで地形を走査して沈没船などを見つけ、装甲板などの物品をサルベージしたり、各地でクエストをこなして資金を稼ぎつつ、潜水艦をより深い深度に耐えられるものへ強化して探索を進めていこう。

旅路は決して平穏無事とはいかない。海賊たちや戦艦を背負った巨大な蟹などとの激しい戦闘も注目ポイントだ。

『Aqua Moto Racing Utopia』

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水中が舞台のゲームの紹介が続いたので、水上を舞台としたゲームも紹介しよう。
スウェーデンのZordix AB開発による水上バイク(PWC)を操るレースゲーム『Aqua Moto Racing Utopia』だ。

レースではコース上にブイ(浮標)が浮かんでおり、赤のブイは右を、黄色のブイは左を通過する必要がある。間違った方向にブイを通過してしまうとペナルティが課せられる。
ブイのインコースを突けばゲージが溜まり、最大まで溜まればターボが使用可能となる。
水上を走行するため不規則な波にハンドルを取られることもあるのが地上の乗り物と勝手が違う点だ。上手く波を乗りこなしていこう。

またレースで早さを競うだけでなく、トリックを決めて得点を競うモード、自由に散策するモードなど、様々なモードで水上バイクを楽しむことができる。
画面分割で4人・オンラインで最大8人までの同時プレイも可能なので、レースでひと勝負といくのも良いだろう。

『Dolphin Up』

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Rawkins Gamesの『Dolphin Up』は、イルカやシャチを操作して2分間の時間制限内でトリックを決めてスコアを競うシンプルなアクションゲーム。

ジャンプや回転、ひねり、立ち泳ぎなどを織り交ぜてスコアを稼いでいこう。
飛び込みを繰り返したり、設置されているフープを通り抜けることで自身のスピードが上昇していく。そして、スピードが乗った状態から大ジャンプをかませば星空まで突き抜け花火が上がるハチャメチャさが爽快だ。

いかがだっただろうか。
おりしもSTEAMでは日本時間6月23日から7月6日までサマーセールが開催される。この機会に気になった作品をチェックしてみて欲しい。

  • 真野 崇(@tacashi

    フリーゲームと共に四半世紀を生きるフリゲ馬鹿一代。
    フリーゲームのレビューブログ「自由遊戯黙示録」を経て、自身のフリゲ人生を集約した、フリーゲーム・同人ゲーム・インディーズゲームの年代記「自主制作ゲーム史論」を執筆。