海外ではどのVRソフトが注目されているのか?VR Awards 各部門大賞を獲得した4作品を紹介

Oculus Rift DK2対応ソフト紹介

11月28日、1年間に公開されたOculu Riftのコンテンツから優れたものを選ぶ「Virtual Reality Awards」が開催された。Road to VRRift ArcadeVR focusといったVRをテーマにしたメディア、Redditという巨大掲示板のOculusコミュニティ(http://www.reddit.com/r/oculus)などウェブコミュニティの協力の下、実現したものだ。

Riftmaxという映像ソフトを使ってパノラマ映像の中継も行われた。

海外のコンテストなのでエントリーしているソフトは海外製がその大半を占めているが、全5部門の大賞を獲得したソフトを紹介しよう。

VR Chat

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ノンゲーム(ゲーム以外のコンテンツ)部門、VR体験部門で共に大賞を獲得したソフト。アバターを作成し、チャットルームでコミュニケーションがとれる。アクションや、チャットルーム内にゲームを設置すれば一緒にゲームを楽しむなど、拡張性・今後の発展性に期待ということだろうか。筆者がアクセスした時には時差の関係もあり、同時接続者がほとんどいなかったため、地球の反対側と会話というわけにはいかなかった。

なお、VRを活用したコミュニケーションツールとしては、先日日本で開催されたOculus Game Jamで@GOROman氏と@syyama氏が開発した「ポポポ認証の五次元異空間ミョーミョンでピョまりたい」というソフトがある。


「ポポポ認証の五次元異空間ミョーミョンでピョまりたい」。話すと声の大きさに合わせてアイコンが伸びたり縮んだりする、顔の向きによってアイコンが変わる、などアバターそのものではないもののアイコンの動きからその人の個性を感じる機能が満載。何故か唐揚げを投げつけることができる。

Twitterのアイコンを使って時空を超えて通話できる。公開はされていないコンテンツだが、この空間で麻雀をやったらいいのではないかなどのアイデアも出たため、こちらも様々な発展の可能性を秘めている。

いずれにせよ、今後VR空間でのコミュニケーションをベースとしたソフトが増えてくるのではないかと期待される。

ポポポ認証の元ネタ等の一連の流れはこちら

ダウンロード(フリー):公式サイト

Sightline: The Chair

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最も没入感の高いソフトに選ばれたのは以前、もぐらゲームスでもレビューした 『Sightline: The Chair』。椅子に座ったまま、周囲をキョロキョロと見回すだけで次々と風景が変わっていき、真っ暗な暗闇から草原、都市、宇宙と様々な世界を巡っていく体験のデザインは鮮やか。

ダウンロード(フリー):Oculus Shareよりダウンロード可能

Time Rifters

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ベストVRゲームに選ばれたのはFPS『Time Rifters』マルチプレイ可能で、ライフ4つを死守しながら敵を倒そう!一人プレイも充実している。動作も軽い上に、ただ視点を変えただけのFPSが多い中で、Oculus Rift対応に力を入れてきたということもありかなりしっかりとできている。そして近未来的な世界観、銃を撃つ爽快感も相まって「VRでFPSをやりたい!」という人の想いを満たせるゲームではないだろうか。

ダウンロード(有料、980円):Steamより購入

Elite: Dangerous

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ベストVRシミュレーションに選ばれたのは「Elite:Dangerous」。50ドルという強気な価格設定に手を出すのがためらわれたが、いざプレイしてみると、作りこみは本気。宇宙船の操縦ができるゲームは『Dark Field』、『Star Conflict』など他にもあるが、いずれも宇宙での戦いに重きが置かれている。操作のリアルさという意味ではこの『Elite:Dangerous』が大賞をとるのも納得だ。

ダウンロード(50ドル=約6000円):公式サイトより購入

今回は海外で選ばれたベストVRソフトを紹介したが、他にも独特で面白いものが多く公開されている。今後も、もぐらゲームスでは多くのVRコンテンツを紹介していきたい。

(参考)The Virtual Realty Awards 2014 FULL VIDEO & Winners(VIRTUAL REALITY REVIEWER)

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