スマホゲーム『よくわかる地球のそだてかた』で、手乗りの文明を育てよう。

今回紹介するのはiOS、Android向けゲーム『よくわかる地球のそだてかた』。タイトルの通り、スマホの中で地球の文明を育てていくというコンセプトのゲームだ。早速紹介していこう。

チュートリアルがないことが逆に良い

ゲーム開始して、いきなり関心をひかれるのはチュートリアルがない、ということ。とはいえ、上部に表示されるなんとなくたどたどしい感じのメモ書きがゲームのほぼすべてを端的に表している。

image02
タイトル画面で”Manual”を選択するといきなり突き放される

「チュートリアルがないゲーム」は直感的に楽しめる事が多いが、本作に関してはもしかすると一瞬戸惑うかもしれない。

そう、ゲームのルールを理解するところからすでにゲームが始まっているのだ。実際、チュートリアルがないということも本作の場合かなり重要なポイントであると筆者は思う。このシステムをゲーム内で懇切丁寧に説明しようとすると、「なぜ地球を育てなければならないのか?」とか、「コレは一体なんなのか?」などの余計な説明をしなければならなくなるし、ゲームシステムを説明することで若干作業感が増してしまうなど、デメリットも多い。なるべくユーザーに想像・探求してもらう余地を残すことがむしろ、楽しさの向上に役立つ側面もあるのだ、と思う。また、チュートリアルで語ってしまうと困る要素も存在しているのかもしれない。

文明の象徴を「収穫」しよう

といったわけで、ゲームの進行の仕方を考えるのもある意味攻略の一部分のようなところはある。なので詳しくはゲームをやって体感してほしい。簡単にいえば、文明の象徴となるアイテム(最初は石と木、ゲームが進めば石器など)を地面に「植える」と、文明の象徴が「育っていく」。アイテムによって決められた時間が経つと、文明の象徴が「収穫できる」

image00
最初の「石」を地面に植えたところ

image08
ぷくーっと膨らんで……

image04
石ができた。「収穫」すると2個の「石」になる。

イノベーションを意図して起こそう

さて、本作で目指すのは文明レベルを上げていくことだ。文明レベルを上げるには、イノベーションが必要。つまり進化である。植えた文明の象徴は、一定確率で「進化」と呼ばれる突然変異を起こし、もっと高度な文明の象徴ができる。例えば、「石」は3%の確率で「石器」として収穫できる。

突然変異を起こしやすくする方法もある。例えば下の画像では、「丸太」は通常5%の確率で「野草」になるが、育てている「丸太」の隣の位置にあらかじめ「石器」を置いておくことで、確率を95%プラス(つまり100%)にすることができる。

image03
右下の位置に石器を置くことで進化確率が上がることを示している。

沢山植えて物量作戦で進化させるもよし、少々面倒にはなるがピンポイントで確率を上げて進化させるもよし、両方の戦術を取ることができるので、好きな方の戦略を取ると良いだろう。

image07
「クラブ」を沢山植えて進化を目指す様子はやや不気味だがそのうち慣れる。

image06
文明の進化系統図。石のつぎは「石器」だが、この時点ではまだ青い四角で表示。

それぞれの文明でキーとなる文明の象徴には、左上にカギのマークが付いている。このカギのマークのついた文明の象徴を出現させることで、地球を「しんか」させることができる。「しんか」すると、新しい文明の象徴をまた進化させていくための営みがはじまっていく。基本的にはこの繰り返しだが、これがやってみると意外にハマる。

また、文明のレベルが上がっていくごとに曲も違う曲が用意されているなど、細部にもコダワリが見られる。

image05
地球がレベルアップ。つぎの時代のキーとなる文明の象徴はどうやら「火」だ。

image01
だんだん文明の進化系統図は複雑になっていく。

ドラえもんの道具のような全能感

このゲームの一番のマジックは雰囲気作りである。どこか不思議でふわっとした感じの色遣い、アイコン、そして「ふわっ」と「ぬるっ」と動く細かいアニメーションの数々は本ゲームの雰囲気を盛り立てており、とても筆者好みである。

ゲームシステムは淡々としたストイックなシステムながらも、それを意外なほど感じさせないのはこのドットとBGM、何より細かく作りこまれたアニメーションに代表されるようなほわほわとした雰囲気作りがされているから、ではないだろうか。

電車のなかとか、トイレとか、細切れな時間についついスマホを取り出してポチポチ文明を植えている感覚はなんとなく新鮮。プレイしている感覚としては、まるでドラえもんの道具のような夢のある感じで、まさに「地球育成キット」を貰ったような気分になる。「もしかして、俺は神なんじゃなかろうか……?」とまでは言わないまでも、自分だけの地球を育てて、そこに生活する人々がいて、少しずつ文明が進歩していって、自分はそれを見守っている……と言った感じで、なんとなく全能感がある。

なお筆者は、エンディングまでプレイしてみた。地球を9回進化させるとクリアになるが、ストーリーを色々憶測するのも楽しい終盤の展開になっている。ぜひ文明を最期まで見届けてほしい。

[基本情報]
タイトル
よくわかる地球のそだてかた
制作者 たま電企(制作者様サイトはこちら
クリア時間 約5時間~10時間
対応OS iOS/Android/ブラウザ
価格 無料

iOS版

Android版

Get it on Google Play

Web版 (IE、FireFox、Safariで動作)

VR体験施設の検索サイト「taiken.tv」
  • 20140320163135

    通称のあP。「もぐらゲームス」エグゼクティブプロデューサー&共同編集長。ゲームをする人。「ゲームのちからで世界を変えよう会議」の中の人。経営戦略(ゲーム産業)と金融が一応専門分野。 MMORPG「リネージュ」の元プレイヤー(8年ぐらい、10,000時間ほどプレイ)。長らく一つのゲームをやりこむ派でしたが、最近は雑食気味にいろんなゲームをプレイしています。思い出に残っているゲームはリネージュ、ティアリングサーガ、勇者のくせになまいきだ。or2など