短編“診断”アドベンチャー『海鳥野ガクの精神鑑定録』ある少年が抱えた幻聴の背後に神話生物の影……?
××精神病院に勤務する精神科医「道島(どうじま)」。ある日、彼は院長から、ある入院患者の担当を任される。その患者とは「海鳥野(みどりの)ガク」という15歳の少年。
院長からの話および、事前にもらった資料によれば、ガクは父と ...
暗闇と恐怖と美の短編ホラーアドベンチャーゲーム『アルマの檻』私の兄はどこにいますか
主人公「アルマ」は、画家である兄と共に大きな館で暮らしていた。
ある日、アルマは夜更けの時間帯に館の自室で目覚める。アルマは外で画家として働く兄の帰りを待っていたのだが、眠気に襲われ、そのまま寝てしまったらしい。だが、目が覚め ...
文字通りの“推理小説ゲーム”『椿屋敷の亡霊』2つの視点から事件を考察し、隠された真相を暴け
時は昭和初期。一代で会社を築き上げた女社長で、財界でも名の知られた御影真珠子(みかげ しずこ)は、道楽の一環で探偵事務所を始めた。
しかし、やってくる依頼は不倫の調査に家出人捜し、迷いネコの捜索といったものがほとんど。それ ...
そのスキャンダルは罰に値する罪か?重い問いかけを残すストーリーが光るノベルゲーム『クリエイターズ・デスゲーム』
ある理由で集められ、特定の空間に隔離・幽閉された登場人物たちが、死を伴う危険なゲームに巻き込まれていく模様を描く「デスゲーム」。古くはSF小説から始まり、後に映画、漫画へと広がっていったこのジャンルの作品には、いくつかのタイプが存在す ...
「“遊べる”文字のない絵本」なゲームデザインを持ち味とする短編ポイント&クリックADV『リルミネイト』
絵と文章の2つで構成される「絵本」。そんな絵本の中には、文章(文字、言葉)がいっさい存在しない、絵だけで表現された「文字のない絵本」というものがある。
このような絵本では、描かれている物語、その主人公となる人物の名前もいっ ...
お面を着けた女の子と夏祭りを楽しんだ果てに何が……?手の込んだ演出も必見の短編アドベンチャー『水底の記憶』
ある日、主人公「ゆう」は、地元「水神町(みなかみちょう)」にある駄菓子屋の前に浴衣を身にまとった状態で立っていた。その駄菓子屋は、店を営むおばあさんが足を痛めたのを機に閉店したはずだったが、なぜかおばあさんは元気。
さらに ...
たとえ、記憶の奥底に隠された真実がツラいものであったとしても『未解決事件は終わらせないといけないから』
推理。その言葉から連想される娯楽作品と言えば、探偵や刑事が主人公のミステリーだろう。ゲームであれば、アドベンチャーゲーム、ノベルゲームが真っ先に連想される。
そんなイメージがある中で、推理するパズルゲームと来たら、どんな内 ...
深夜にだけ営業する、小さなラーメン屋台に集う者たちの癒しと救いの物語。対話型ADV『深夜のラーメン』
気温が冷え込んでくる季節になるほど、無性に食べたくなるラーメン。
特にそのような季節において、夜の時間帯に食べるラーメンというものは格別である。とりわけ近年、減少傾向にある「ラーメン屋台」のラーメンは、その環境的な特徴と夜 ...
某名作を強烈に意識しつつ、その印象を180度ひっくり返すカオスなストーリーが見所のSFサウンドノベル『神無迷路』
上記、スクリーンショットは今回ピックアップする『神無迷路(かんなめいろ)』のワンシーンである。
このテキストメッセージの表示と複数ある選択肢、キャラクターたちの表現方法を見て、おそらく1990年代からゲームに慣れ親しんでい ...
狂気の短編ホラーゲーム?『上の乳歯を屋根に投げる』「株式会社 歯」の歯は、従業員の職場復帰のために頑張ります!
「株式会社 歯」に勤務する主人公「歯」は、日々の多忙が祟り、自室で寝落ちしてしまう。
それから間もなく、1本の電話が鳴り響く。そのけたたましい音で目を覚ました歯は、寝ている間に仕事で何かあったのかとの不安を胸に受話器を取る ...