少年の葛藤と願望、そして成長をアーケードゲームを通して描く異色のADV『198X』
時は198X年。寂れた郊外で暮らすティーンエイジャーの「キッド」は、家族の悩み事などから憂鬱な日々を送っていた。
今の生活からすぐにでも抜け出したい。そんな思いを募らせながら夜道を歩いていた彼は、地元にある一軒のゲームセン ...
日本をよく知らないナンシーが作った和風ホラーゲーム『怖い人形が出る kowai』それは怖くないです。
とある古びた日本家屋。「ハナ」、「アン」、「シュウ」、「カゲ」の四人が肝臓検査に訪れた。すると間もなく玄関が閉まり、外に出られなくなってしまった。脱出するため、四人は中を探索するが、ハナ以外の三人が姿を消してしまう。消えた仲間達を見つ ...
コックピット・アドベンチャー『Nauticrawl』謎のメカを操縦し、未知の惑星から脱出せよ
乗り物の操縦席を示す言葉である「コックピット」の語源は「軍鶏(cock)」の「囲い(pit)」、すなわち闘鶏場やそこで使われる籠からきているという。人ひとりが辛うじて身動きできる程度の狭い空間に押し込められ、複雑怪奇な機器や装置を相手 ...
謎の港町を歩む果てに私立探偵は闇を知る。フィルムノワール風短編ADV『ブレスコントロールノワール』
ある新月の晩。古びたアパートに暮らす私立探偵「デヴィッド」のもとに一本の電話が入った。声の主は「ランドルフ・ケーン」。メディア業界で名の知れた大富豪である。
ランドルフはデヴィッドに失踪した娘「フィリス」を探して欲しいと依 ...
勇者、絶対さ許さん!復讐してける!そげえ血が見てえなら見せちやる!ゴブリンねぶりなすな!ゲームブック風アドベンチャーRPG『ゴブガリ』
ゴブリン。言わずと知れた、ヨーロッパの民間伝承に登場する伝説の生物で、邪悪な意志を持った小人。文献によっては意地悪な妖精などとも例えられ、主に剣と魔法のファンタジー世界を題材にした作品では、最弱モンスターの象徴とされる。
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音”だけ”で綴られる、夢を追う旅。朗読劇アドベンチャー『SOUND JOURNEY DREAM SEEKER』
いつからか、眠った時に夢を見ることがめっきりと少なくなった。最後に夢を見たのはいつだっただろうか。そしてそれはどんな内容だっただろうか。夢を見ること自体を夢のようにして、喧騒の日々は夢を見るだけの蓄えを削いでいく。
『SO ...
もし、アナタが言葉攻めに快感を覚えるマゾなら、『Follow me, please』は美少女アンドロイドによる罵倒の嵐を味わえるイチオシのSF短編脱出ADVだ。
2018年2月4日、筆者は真正のマゾ(M)な人におすすめしたいゲームとして、PlayStation 4、PC(Steam)、後にXbox OneとNintendo Switchでも発売されちゃった、超絶怒涛のアクションRPG『Sund ...
永遠に繰り返される場所と共に「私」は……。不思議で不気味な脱出ゲーム『CONANROOM』。
廃れた集合住宅で同棲する青年の「私」と売れない絵描きの「彼」。
「私」は「彼」を養うべく、仕事漬けになった。
それでも「私」と「彼」は幸せな日々を送っていた。
だが、「私」が仕事に行っている間、それは起きた。 ...
小さな村でみんなとかくれんぼ。愉快なキャラクター、多彩なリアクションが魅力の短編箱庭アドベンチャー『ちょっとび!』
「ちみっこ」と呼ばれる、動物のようで人間のような不思議な生き物が住む小さな村。
主人公の「ココ」は、目つきが悪い「あんちゃん」、大人しい「にいちゃん」のニワトリ兄弟と一緒に暮らしているヒヨコの女の子。いつものように朝起きる ...
蘇る記憶と屋敷に閉じ込められた少女の関係とは。題名も含め、謎が謎を呼ぶ探索アドベンチャー『井戸』
「どうしてこんな題名が付けられたのだろう」。
ゲームを問わず、小説、漫画、映画などのエンターテインメントに触れていると、時折、内容との関連性が分からない、ネーミングセンスを疑うような作品と遭遇することがある。
だが、本 ...