システム独自開発のフリーゲームSRPG『インペリアライザー』新体験版が公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は、期待のシミュレーションRPGの体験版公開やゲームエンジン開発に関するものなど9本です。


システム独自開発のフリーゲームSRPG『インペリアライザー』新仕様の体験版が公開

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個人開発者の渡烏氏がフリーゲームとして開発中のシミュレーションRPG『インペリアライザー(IMPERIALIZER)』の新しい体験版が公開された。

『インペリアライザー』は大陸の果ての地にして六大国家が争う「ラグメル」を舞台に、その中央を治める帝国の第二皇女「ラウフェイ」を主人公として描かれる地域制圧型の戦略シミュレーションRPG。ヘクスマップのアクティブターン制で、近接攻撃などは対象ユニットと重なることで行うという射程ゼロの概念などが特徴。

システムは既存のゲーム制作ツールを使用しない独自開発によるもので、場面に応じたヘルプの表示機能など、インターフェイスも練り込まれている印象だ。クラシカルな趣を感じさせるドット絵によるキャラクターグラフィックや、戦記物らしい雰囲気を演出する音楽も自作となっている。

今回公開された体験版は、以前公開されていた先行体験版からさまざまな仕様が変更されており、序盤にあたる第5章までをプレイ可能。ラウフェイが指揮官として頭角を現していく中、「真なる脅威」が浮かび上がっていくさまが描かれる。公称プレイ時間は約3~6時間。なお、開発途中での公開は今回の体験版が最後になるとのこと。

合わせて、本作のPVも公開されている。


マップ自動生成型アクションゲーム『常世ノ塔』ファーストトレイラームービーが公開、東京インディーフェスに開発版を展示

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インディーゲーム開発サークル//commentout.infoが開発中のアクションゲーム『常世ノ塔』のファーストトレイラームービーが公開された。

『常世ノ塔』は、モンスターやトラップが待ち受けるダンジョン「常世ノ塔」を舞台としたサイドビューの2Dアクションゲーム。ダンジョンは現実世界の24時間ごとにサーバー上で自動生成され全プレイヤーが共通のマップに挑むという仕組みが特徴で、「鬼畜なダンジョンを他プレイヤーと競い合って遊ぶ」というコンセプトで制作されている。可愛らしいキャラクターなどアートワークも魅力の作品だ(関連記事)。

同サークルは5月14日に秋葉原で開催される東京インディーフェスに出展予定で、現行開発バージョンの展示と各種グッズの配布を行うとのこと。また今後は死んだ場所に書き置きを残すといったゆるいソーシャル機能の実装や操作キャラクターの追加を行い、2017年中のリリースを予定している。プラットフォームはPC/Mac/iOS/Androidを予定しているほか、現状でパブリッシャーと話をしているわけではないもののコンシューマ(PS4/Nintendo Switch)での展開にも意欲を示している。


記憶喪失の少女達が過去と向き合っていく短編フリーゲームADV『廃憶のレヴァリエ』が公開

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個人開発者のおばけ氏による短編アドベンチャーゲーム『廃憶のレヴァリエ』が7日、フリーゲームとして公開された。

生と死の間にあるという「プルガトリウム」に流れ着いた、記憶のない3人の少女達が主人公の作品。現れる船に乗って記憶が再現された世界へと向かい、自らの過去と向き合っていく。公称プレイ時間は約1時間程度。

雪の夜がずっと続くプルガトリウムや廃墟のような記憶の世界など、仄暗く物寂しい雰囲気がマップデザインや音楽で表現されている。主要なイベントシーンはボイス付きなのも特徴。なお性的および残酷な表現があるためとして自主的にR15指定がされているのでご留意いただきたい。


Reminisceの3Dアクション『Link: The Unleashed Nexus』のフルリメイク版がPC/PS4でリリース決定、作品サイトが開設

Reminisceの3Dアクションゲーム『Link: The Unleashed Nexus』のフルリメイク版がPCおよびPS4でリリースされることが決定し、作品サイトが開設された。ファーストトレイラームービーも公開されている。

『Link: The Unleashed Nexus』はReminisceが2014年にリリースした作品。空中を滑空したり壁を蹴って跳躍したりとさまざまなアクションを駆使してフィールドを駆け抜けていくハイテンポなゲームとなっている。フルリメイク版ではアクションやゲームデザインの大幅な改修、ストーリーの追加などが予定されている。


TORaIKI、RPG『アストロメイデン/アポストロ』スピンアウトボイスドラマのダウンロード販売を開始

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オリジナルゲーム制作サークルTORaIKIのファンタジーRPG『アストロメイデン/アポストロ』のスピンアウトボイスドラマ『アストロメイデンボイスドラマ「アリムとミアリスのはじめての二人旅」』のダウンロード販売が開始された。

『アストロメイデン/アポストロ』は、前後編の2作で展開されるRPGの前編にあたる作品。後編は現在開発中となっている。王女とその騎士、異世界からきた女子高生など主要キャラクターが女の子ばかりである点や、パーティメンバー間でスキルを繋げるコンボが重要となるサイドビューバトルなどが特徴だ。

4組の主人公達によるオムニバス作品である点も特徴で、ボイスドラマはその中から、キャラクター人気投票でもとくに人気だった「アリムドーテ」と「ミアリス」のコンビが主役となる。そのほかのキャラクターもゲスト的に登場し、賑やかな内容となっている。また、「ゲームより百合度高め」とのこと。


HTML5ベースのノベルゲームエンジン『Lily Engine』開発プロジェクトが開設

HTML5ベースのノベルゲームエンジン『Lily Engine』の開発プロジェクトが、オープンソース開発のホスティングサイトであるGitHubにて開設された。プロジェクトを立ち上げたのは同人ゲーム制作サークル4th clusterの代表でもあるWeb&ゲームプログラマーのあおみかん氏。現在プロトタイプの開発が行われている。

仕様としてはHTML5+WebGLによるマルチプラットフォーム対応、ネイティブアプリ化(Windows/Mac/Android/iOS)のサポート、JavaScriptによる拡張などが検討されている。スクリプトの記法は現在広く使われているKAG3に近いものとなるようだ。

プロジェクトのページでは、さまざまな技術的課題などの検討も行われており、GitHubのアカウントがあれば意見を述べることもできる。個人ベースの開発であり、実用に耐えるエンジンになるまでにはまだまだ時間がかかるとのことだが、質の高いエンジンとなることに期待したい。


『RPGツクールMV』オープンソース版コアスクリプトのバージョン1.2が公開

(株)KADOKAWAのゲーム制作ツール『RPGツクールMV』のコアスクリプト(ゲーム実行部分)のコミュニティ版の新バージョンとなるcommunity-1.2が8日に公開された。なお9日にはcommunity-1.2で指摘された不具合を修正したcommunity-1.2bが公開されている。

コミュニティ版コアスクリプトは、動作の安定性向上や高速化などを目指してオープンソースで開発が進められており、製品標準のコアスクリプトと差し替えて利用することが可能。また、その成果は『RPGツクールMV』本体にもフィードバックされる。

community-1.2では「ゲームが止まることを防ぐ」ことに主眼が置かれており、リソースの読み込み失敗時にリトライする機能の追加や、画像のメモリ量の節約といった改良が施された。そのほかにもいくつかの不具合修正や改善が行われている。


Unite 2017開催を記念しUnityアセットのセールが実施、ビジュアルノベルツール『宴』が30%オフなど

ゲームエンジン『Unity』のアセット(素材やスクリプト、エディタ拡張など)を販売するUnity公式のアセットストアにて、Unityの開発者イベント「Unite 2017 Tokyo」の開催を記念したセールが行われている。セール期間は5月25日の21:59まで。

たとえばUnity用ビジュアルノベルツールの定番である『宴』が、80ドルから56ドルと30%オフで提供されている。『宴』の公式ブログによると、『宴』セールはリリース直後以来で3年ぶり2度目となり、滅多にない機会であるとのこと。


PLAYISM、6周年記念セール開始

ゲーム配信サイトPLAYISMは11日、開設6周年を記念してセールを開始した。同サイトで配信されているインディーゲーム等、100本以上のタイトルが最大で90%オフとなっている。セール期間は2週間、25日まで。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。