RPG『氷棘のマリオネッタ』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

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本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

RPG『氷棘のマリオネッタ』体験版公開

茶川あくた氏は5月3日、制作中のRPG『氷棘(ひょうきょく)のマリオネッタ』の体験版を公開した。プロローグからChapter.1までプレイでき、公称プレイ時間は2~3時間。完成版へセーブデータを引き継ぎ可能とのこと。なお、本作は15歳以上推奨とされている。

終わりなき冬によって滅びゆく国を舞台に、魔導技師の少年アルバを主人公として物語が展開していく作品。キャラクターのイラストや一枚絵によるマップなど、グラフィック面も見どころとなっている。

戦闘面では、さまざまな戦闘スタイルの「魔導人形」を製造してパーティメンバーに加える要素や、使用したスキルに応じて発生する「シンボル」が一定数になるとシンボルの種類に応じた効果が発動する「共鳴ボーナス」などが特徴。

共鳴ボーナスは、これによって上昇する共鳴Lvに応じて効果が変わるスキルも存在するなど戦闘にさまざまな影響を及ぼすが、意図的に狙わなくても条件を満たせば自動で発動する。発動時のカットインなど演出も派手ながらテンポがよく、システムの恩恵を活かした戦闘を気軽に楽しむことが可能だ。

RPG『アストロレガシー Redivine Edition』完成版公開

案乃雲氏は4月29日、ストーリーを追加する形でアップデートが続けられていたRPG『アストロレガシー Redivine Edition』に最終章となる「LastChapter」を追加し、完成版としてリリースした。

「星霊」と呼ばれる不思議な存在がいる世界で、記憶喪失の少女とその仲間達が星霊の力を動力源とした武器「アストロドライバー」で戦いながら冒険を繰り広げていく作品。アストロドライバーをカスタマイズすることで能力や使用可能なスキルを変化させる要素や、浮遊・軟体といった敵の特性に応じたスキルを当てることでしばらく行動不能にしつつ与えるダメージを増加させる「ブレイク」システムが特徴。敵を一時的に浮かせるスキルも用意されている。

戦闘は時間経過で溜まるゲージがフルになったキャラクターから順次行動する半リアルタイム型で、ブレイク以外にも行動を遅延させるスキルや詠唱時間が必要なスキル、詠唱を妨害するスキルなども戦術要素となっている。

短編RPG『剣姫サーシャの試練』ふりーむ!にて公開

ルナリア氏は4月27日、フリーゲームとして公開している短編RPG『剣姫サーシャの試練』のふりーむ!での配信を開始した。

「剣姫(つるぎひめ)」のスキルを得た主人公サーシャを操作してダンジョンを攻略していく作品。戦闘はターン制のコマンド選択型で、使用しても自分のターンが終わらない「剣舞」と、締めの行動として繰り出す「終演」を組み合わせることで、1人パーティながら1ターンに何度も行動できるのが特徴。状況やリソースに応じて、使うスキルやその順番を考えていくのが戦術要素となっている。

ゲームエンジン「Light.vn」初の公式コンテスト「らいとゔぃえん祭2024」開催決定

5月3日、ゲームエンジン「Light.vn」初の公式コンテスト「らいとゔぃえん祭2024」の開催について発表が行われた。

「Light.vn」は、専用エディター上でのリアルタイムプレビュー機能が大きな特徴のスクリプト型ゲームエンジン(紹介記事)。もともとはビジュアルノベル制作に特化していたが、近年では3D機能なども拡充されており、さまざまなタイプのゲームを制作可能となっている。

「らいとゔぃえん祭2024」は「Light.vn」開発元と、ノベル開発VTuber高天原まきな氏の共同で開催されるコンテスト。ノベルゲーム作品が対象の「ノベル部門」と、ジャンルに制限がない「ゲーム部門」が設けられ、プレイ時間1時間未満のオリジナル作品を応募可能となっている。各部門ともに大賞3万円、準大賞2万円などの賞金が用意される。

加えて、コンテスト参加作品を実況プレイする配信・動画が対象の「実況部門」が設けられているのも特徴。こちらは最優秀賞2万円などの賞金が用意される。

募集開始は6月1日からで、締切はノベル部門・ゲーム部門が10月31日、実況部門が12月31日。締切翌日から2025年1月31日まで審査が行われ、2月1日以降、準備完了次第結果発表が行われる予定。そのほか応募資格などコンテストの詳細は公式サイトを確認してほしい。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。