育成バトルSLG『Numinos ~半神のアルケミスト達~』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

育成バトルシミュレーションゲーム『Numinos ~半神のアルケミスト達~』公開

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Ryneus氏は7月12日、育成バトルシミュレーションゲーム『Numinos ~半神のアルケミスト達~』をブラウザ対応のフリーゲームとして公開した。

ターンごとにレベルアップや魔法習得、敵との戦闘などを指示し、5人のアルケミストを育成していく作品。ターン数の制限が設けられており、ターンごとに5人それぞれに異なる指示を出すことができるため、限られたターン数の中、並行での育成をいかに効率よく進めていくかがポイントとなっている。

戦闘は新たに習得できる魔法を増やす主な手段となっており、3グループの敵の中から、勝利で得られるものを確認しつつ戦う相手を選ぶことが可能。戦闘システムは敵味方がタイムラインで順次行動するコマンド選択型で、戦闘中にキャラクターごとに異なる条件を満たすことで「Demigod魔法」が自動発動しキャラクターが「神化」する要素が特徴。神化したキャラクターはステータスが上昇し、神化解除と引き替えに強力な「Awaken魔法」を使用できる。

Demigod魔法の発動条件は戦闘中に一定量のMPを消費と発動しやすいものから、自身が戦闘不能になるというトリッキーなものまであり、その効果も合わせてキャラクターを大きく特徴付けている。

クロスリアリティ・サスペンス『ANGEL WHISPER』発表

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クリエイティブ集団「Child-Dream」を擁する株式会社ミスタ・ストーリーズは7月12日、1998年にChild-Dreamよりリリースされたアドベンチャーゲーム『ANGEL WHISPER(エンジェルウィスパー)』をリメイクし、2023年9月にNintendo Switch向けに発売することを発表した。リメイク版の公式サイトおよびPVも公開されている。

『ANGEL WHISPER』は、「消失したゲーム作家の遺作をプレイする」という導入から進行するアドベンチャーゲーム。現実に存在するWebサイトからヒントを得るなど、今で言うARG(代替現実ゲーム)の先駆けとも言えるようなシステムが大きな特徴となっており、リメイクにあたっては「クロスリアリティ・サスペンス」というジャンル名が冠されている。

またシナリオ面では、原作リリース当時に話題となったオカルト系トピックである「ノストラダムスの大予言」を盛り込みつつ、ゲーム開発ものとしても楽しめるものとなっている。

今回のリメイク版ではグラフィックが一新されているほか、原作の人気BGMもリマスター。原作の人気キャラ、占い師ライサによる占いシステムなども追加されている。

なお今回公開されたPVは、本作のリメイクを依頼した、消失したゲーム作家の娘より本作のプレイをプレイし真実を解き明かすよう呼びかけるものとなっている。リメイク版をリリースすること自体も本作のメタ構造に組み込まれていると言えるだろう。Child-Dream代表でシナリオライターの宮下英尚氏は「このゲームには、リメイクを担当した私でさえ知らないサプライズがあるようです」とも語っており、現実と連動するメタ系作品のリメイクならではの要素にも期待できそうだ。

Child-Dream作品『千里の棋譜』『人形の傷跡』Nintendo Switch版50% OFFセール開催

Child-Dream作品『ANGEL WHISPER』のリメイク版発表を記念して、同じくChild-Dream作品のリメイク版である『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』『人形の傷跡』のNintendo Switch版の50% OFFセールが7月13日に開始された。

千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、将棋をテーマにしたミステリーアドベンチャーゲーム(紹介記事)。価格3,000円が1,500円となる。セール期間は7月27日まで。PC、PS4、Android、iOS版もリリースされている。

人形の傷跡』は、とある大学の研究室を中心に巻き起こる事件の真相に迫っていくサイコホラーアドベンチャーゲーム。価格1,500円が750円となる。セール期間は8月8日まで。PC版もリリースされている。

DLsite、サマーセールを同人ゲームフロア等でも開始

ダウンロード販売サービスのDLsiteは7月13日、6月29日より一部フロアで開始されていたサマーセールの実施フロアを、同人ゲーム・漫画など個人のクリエイターによるコンテンツの販売フロアまで拡大したことを発表した(セールのページ)。セール期間は9月11日の13:59まで。

なお、もぐらゲームスで紹介・レビュー記事を掲載したゲームのうち、ウィンターセールの割引対象となっているのを確認できた作品は以下の通り。

アスクギア

アスクギア(稲穂スタジオ)
遺跡の中に眠る少女と出逢いから始まる物語。市販RPG並みの大ボリュームの王道&激熱のド直球RPG!

50% OFF
記事:JRPGの王道ここにあり!コンシューマ級の遊び応えと練り込まれたプレイアビリティを誇る長編大作『アスクギア』

天翔のマーキナリエ(けんせい)
少女冒険活劇・本格派アクションRPGがついに登場!マーキナリエ「アイリス」を操り、平原をダンジョンを縦横無尽に駆け抜け、襲い来る魔物たちを各種アクション&コンボ剣撃&アイテム&必殺技で迎えうとう!

20% OFF
記事:バトルも物語もBGMもアツい!作曲家が作った本格アクションRPG『天翔のマーキナリエ』

Re:Kuroi(ecoddr)
突如現れた"マモノ"と戦う魔法使いたちの物語。 いじめられっ子の少年「カイト」が出会うのは、 「非常勤教師・ウェイトレス・退役軍人・怪しい情報屋」立場の異なる魔法使いたち。 それぞれ想いや生き方が交錯した先に待ち受けているものは… ▼ターン制ロールプレイングゲーム ▼ステージクリア式アドベンチャー ニコニコ自作ゲームフェス2016「窓の杜」賞 フリーゲーム大賞2016入賞Windows用フリーゲーム「ひびかけ色のキセキ」の正統続編

20% OFF
記事:“ひびかけ”正統続編!魔法使い達の戦いをシステムとシナリオで描ききったアドベンチャーRPG『Re:Kuroi』

FATAL TWELVE(あいうえおカンパニー)
十二人の中で、再び生きることができるのはたった一人だけ。これは、死から始まる命の物語――フルボイスでおくるサスペンス・ビジュアルノベル。

50% OFF
記事:もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2018年おすすめフリゲ・インディゲーム15選

シロナガス島への帰還(TABINOMICHI)
大富豪の遺書の中に残された『シロナガス島』への招待状。 ニューヨークで探偵業を営む男『池田戦』は、特殊な能力を持つ少女『出雲崎ねね子』と共に島へと向かう。 そこで起きる数々の奇怪な殺人事件。 果たしてシロナガス島に隠された真実とは……? すべての謎を解き、呪われた島から脱出せよ!

50% OFF
記事:もぐらゲームス執筆陣の選ぶ 2019年おすすめフリゲ・インディゲーム14選

ROCKETRON(ASTRO PORT)
ブースト飛行が可能なロケット銃で大要塞を高速探索! ロケットパワーが上がるたびに行動範囲が広がるアクションシューティング

50% OFF
記事:探索型”ラン&ガン”アクション『ROCKETRON』 銃火器とブースターを駆使して敵を撃て!

TinyWar

TinyWar(るてんのお部屋)
8bit風のRTS(リアルタイムストラテジー)です。1ステージ数分で攻略でき、サクサクと進められます。どんどんクリアして、特殊能力をゲットして、戦いを有利に進めて下さい。

50% OFF
記事:『TinyWar high-speed』 むらがる8ビットのユニットが楽しい短期決戦型RTS

マジックポーション・エクスプローラー

マジックポーション・エクスプローラー(ARTIFACTS)
「薬の素材を簡単に調達できるようになりたいのかえ?」――薬屋の地下に突然ダンジョンが!? 店を無断改造された文句を言うため、店主のパステルは地下深くへと探索を開始しました。

50% OFF
記事:クッキークリッカーライクな自動探索型RPG『マジックポーション・エクスプローラー』。はた迷惑なダンジョンを薬の力(?)で踏破せよ!

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。