講談社がインディーゲーム開発者に年間最大1000万円支給!15日より募集開始

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株式会社講談社は9月14日、インディーゲームクリエイターを支援するプロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」を設立し、第1期メンバーの募集を開始することを発表した。募集期間は9月15日から11月3日まで。

同プロジェクトは、設立以来110年間「ものがたり」を創るクリエイターを支えてきた同社の力が、近年増えている個人ゲーム開発者のサポートにも役立つのではないかという考えのもと立ち上げられたという。選考を通じ選出されたメンバーに対し、開発支援金として年間で最大1000万円(税込み、最大2年間で2000万円)を支給するほか、完成したゲームの配信、宣伝、国際展開などのサポートが行われる。

応募は開発するゲームの企画書あるいはゲーム自体を送付することで行う。Steam等で配信するゲーム、スマホアプリゲーム、アナログゲームなど種類やジャンルは問われない。講談社の小説やマンガといったコンテンツを使用した企画も条件付きで可能となっている。

応募はゲームクリエイターズラボの公式ページのフォームより、または郵送で行い、12月初旬に書類選考結果が発表。その後面接などを経て、2021年1月末にメンバー決定、2月にプロジェクトスタートとなる予定。開発支援金の支給は半年ごとに500万円ずつで、半年ごとに進捗や見通しなどを勘案し契約更新を決定するとのこと。

なお、本プロジェクトのスペシャルサポーターとしてゲームキャスターの岸大河氏を迎え、また多くのインディーゲームコミュニティやゲームスクールとも協⼒を図っていくという。

企画概要は以下の通り。そのほか詳細はゲームクリエイターズラボの公式ページを参照してほしい。

応募資格2年以内にオリジナルゲームを開発する企画と技術を持った人物またはサークル
応募方法特設募集ページ内の応募フォームに従い企画書などを送付(開発中のデータでも可)
募集期間2020年9月15日(火)から2020年11月3日(火)まで
募集する企画
  • 世界で楽しまれることを見据えたデジタルゲーム、アナログゲーム
  • 講談社のコンテンツを使用したゲーム企画も可(条件あり)
選考方法書類選考、面接
募集人数最大で5企画、5名(または5サークル)を予定
メンバー特典
  • 半年ごとに500万円(最大2年間で2000万円)の開発支援金支給
  • 作業スペースの提供
  • それぞれに担当者がつき、メンターとして取材、進捗管理、配信、宣伝などをサポート
  • 完成したゲームの国内外への二次展開促進など
権利成果物の権利は開発者に帰属
  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。