PS Vitaで遊べる頭脳×アクションの独特パズル『みるみら』。「反射魔法」を駆使してゴールを目指そう

今回紹介するのは、ミラーアクションパズルゲーム『みるみら』だ。内容としては「反射魔法」で世界を反射させてゴールまでの道を作る…という独特なパズルゲーム。本作は札幌ゲーム制作者コミュニティKawaz(以下、Kawaz)に所属するTetu氏をディレクターとするチームが製作したゲーム。PlayStation®Mobileにてリリースされており、PS vitaで遊ぶことが出来る。



全50ステージからなる本作は、前半部分(エリア2まで、20ステージ)を無料でプレイすることができ、後半は製品版を購入することでプレイできる。今回は、そんな『みるみら』の開発チームが所属するKawazとはどういう団体なのか?という紹介をしつつ、本作の魅力を紹介しよう。

札幌ゲーム制作者コミュニティKawazとは?

Kawazとは、ゲーム制作を中心に、何か新しいものを生み出したい人たちが集まるコミュニティ。今まで制作されたゲームは60本以上とのこと。設立者は『音楽マインスイーパ』や『VOXCHRONICLE – オクスクロニクル -』など、「音楽」に着目したゲームの企画・製作に携わったgeekdrums氏。また以前もぐらゲームスでも取り上げた『Wave Weaver』の製作に携わったgiginet氏もKawazのメンバーだ。団体の活動としては先日行われたデジゲー博2014にも出展し、『みるみら』と開発中の他2タイトルを展示した。

波をかわして曲を紡ぐ!スマホゲーム Wave Weaver レビュー
http://www.moguragames.com/entry/waveweaver/

デジゲー博にKawazで開発中の3作品を出展します!
http://kawazinfo.hateblo.jp/entry/2014/11/14/164501

そんなKawazの新作である『みるみら』を、さっそく以下より紹介しよう。

魔法でブロックを「反射」してゴールへの道を作るアクションパズル

本作『みるみら』は全50のステージを移動とジャンプ、そしてブロックを「反射」させて主人公「ルクルク」をゴールまで導くという、なんとも独特な「ミラーアクションパズルゲーム」だ。まず最大の特徴である「反射」を紹介したい。たとえば、下の写真のようなステージがあった場合、ルクルクのジャンプだけでは対岸に渡ることが出来ない。

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画面左の黄色いブロックの上に立っているのが主人公「ルクルク」だ。
下には大きな穴が空いているので、渡ることができない。

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そこで、反転の中心となる場所にルクルクを動かし、上下反射の「魔法」を使おう。
上空にあるブロックがまるで鏡のように「反射」して道が出来る。

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反射魔法で作った道を通って、扉まで辿り着くことができた!

こうして「反射」を上手く使い道を作りゴールを目指す…これが『みるみら』の基本的な流れとなる。本作の醍醐味は、「どこで、どのブロックを、どのように反射させるか?」という試行錯誤。優れたポイントとしては、上記のような簡単なステージからはじめつつも、後半になるにつれてより考えることが必要になるデザインだ。段階を追って難易度が上がっていくため、簡単すぎず、難しすぎないというちょうど良い感覚で遊び続けることが出来る。

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ブロックは反射させすぎると赤くひび割れ、最終的には砕け散ってしまう。
限られた回数の中で上手くブロックを動かそう。

様々なギミックが楽しい全50以上のステージをクリアしよう

筆者は『みるみら』の50ステージまでを一通りクリアしたが、プレイした感想としては無料部分の20ステージ以降も新しい要素が次々と増えていくため、パズルゲームとしての面白さがさらに広がっていくと感じた。
プレイのコツとしては、まずステージの全体を観察し、反射を使う場所としてヒントになりそうなところはないか?と探してみるのも有効だ。ステージ上にあるオブジェクトの場所が反射の起点として適している場合もあるので、良く見てみよう。

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ステージ20以降も多彩なギミック・音楽・グラフィックで魅せてくれる。

前半は1ステージを数分でクリアできるというサクサク感が楽しいが、後半になるにつれて「腰を据えてパズルを解く」といったことを楽しむステージも増えてくる。歯ごたえのあるステージをクリアしたときは喜びもひとしおだ。後半はパズル要素だけでなくアクション要素も登場していくので、ステージ20までを楽しめたプレイヤーはぜひ本編も遊んでみてほしい。

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後半になるにつれて手ごわいステージも!

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反射を使ったパズルだけではなく、ジャンプなどのアクション要素も活用しよう。

今回紹介した『みるみら』を開発したチームの所属するKawazでは、他にも『透明探偵』『再生のカーネル(仮)』という2タイトルを開発中だという。11月に秋葉原で開催されたデジゲー博でも開発途中の作品を見ることが出来たが、こちらの完成も楽しみにしたい。

[基本情報]
タイトル みるみら – MiruMirror
制作者 札幌ゲーム制作者コミュニティKawaz (制作者様サイトはこちら)
クリア時間 6~10時間程度(パズルゲームのため個人差有り)
対応機器 PSVita、PSVitaTV
価格 エリア2(ステージ20)まで無料。以降は製品版(566円)
ゲーム公式サイトhttp://tetu-fs.sakura.ne.jp/mirumirror/
PlayStation Storeでのダウンロードはこちら

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    poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。