「避けゲー」と「高速シューティング」が融合した『Missileman』 スマホ向けに1月31日配信

シューティング,スマホゲーム

1月27日、インディーゲーム開発サークル『Game or Die』は、スマートフォン/タブレット向けとなるiOS用ゲーム『Missileman』を2017年1月31日にリリースすると発表した。


『Missileman』公式ページ

『Missileman』は、ミサイルに乗った男を操り戦う、2Dの高速スクロールシューティングゲーム。狭い渓谷での空中戦を描いた「デススターの戦い」にインスパイアされているという。

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特徴的なゲームシステムとしては、従来のシューティングゲームのようにショットを連射出来ないため、慎重に狙って1機づつ撃ち落とす「シューティング」と、高速スクロールする壁を避ける「避けゲー」が融合したような独特なデザインが挙げられる。

迫り来る敵を撃ち落とすことで溜まっていく経験値を稼ぎ、3種類のパラメータと24種類のスキルを組み合わせてミサイルをアップグレードさせることで、遊ぶたびに自動生成される4ワールド全16ステージの攻略を目指していく。各ワールドの最後にはボスも待ち受けている。

本作『Missileman』は、同サークルが作る初めてのオリジナルタイトルとなっており、2016年3月に開発を開始、PC/Mac版のリリースも検討しているとのこと。

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筆者はTwitter上に投稿された本作の動画から伺えるゲーム性に引かれ、インディゲームの展示会「Bitsummit」にて、本作の試遊版をプレイした。高速で動き続ける自機や現れる敵というスピード感のある展開とは裏腹に、一度の攻撃で発射できるのは、狙いすましたミサイルたった一発のみ。そのギャップから生まれるほどよい緊張感が楽しかった作品だ。

なお、本作は同人ゲームイベント「デジゲー博」にも出展されており、もぐらゲームスにて出展バージョンでのレビューを行っている。レビューを抜粋すると、このゲームの面白さは「当たった」ことを褒めてくれるシステムが搭載されていることにある。

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まず、連続して敵を倒していくとカウントされる「コンボ」。ミサイルを外さずに当て続けることで経験値が多く得られるため、早くアップグレードをすることができるわけだ。また、アップグレードのひとつである「援護ミサイル」も、ミサイルが敵にヒットした際に追加で小型ミサイルが自動発射されるというシステムだ。

「コンボ」と「援護ミサイル」、この2つのシステムがミサイルをうまくヒットさせられた際の報酬となっており、ミサイルを当てる気持ちよさが大幅に増幅されている。

イベント出展の時点でもプレイフィールが絶妙だった本作、月末についにリリースされるとのことで、ぜひ遊んでみてはいかがだろうか。

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[基本情報]
タイトル:『Missileman』
料金:360円(売切り)
ジャンル:シューティング
レーティング:Ages 9+
対応OS:iOS

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。