クリッカーゲーム『MEGALOMANIAC』世界の支配者として地球を破滅させるまで買い占めろ! 2018-1-21 インディーゲーム シミュレーション 『クッキークリッカー』はいまだにジョークなのか皮肉なのか判断がついていない。ひたすらクリックすることでクッキーを作っていくことからスタートし、おばあちゃんに手伝ってもらったりしながらたくさんのクッキーを作っていくうちにやがて農場開拓から工場設立と大量生産へとグレードアップ。鉱山が出てきたあたりから話が変わりクッキーはお菓子か別の意味に変わっていく。やがて宇宙船を飛ばし、異世界へのポータルを開き…
「デジゲー博2017レポート」おじぎしかできない空手家。21世紀の空手はアボカドでインスタ映え。『KARATE URANAI』 2017-12-17 イベントレポート インディーゲーム デジゲー博は個人製作ゲーム系のイベントの中でも、日本国内の即売会イベントで発達してきた同人ゲームの流れが大きいイベントだ。個人製作が多様性なのはもちろんだが、やはりイベントごとに一定の傾向はある。 英語圏を中心とし、世界的にダウンロード販売を中心としているインディーゲームのイベントを比べると、おおよそ日本語圏に限定され、比較的パッケージやCDなどフィジカル媒体での販売が多い同人ゲームの文化とで…
「デジゲー博2017レポート」個人ゲームクリエイターの評価経済としてのVALU ひさしApp氏インタビュー 2017-12-10 インタビュー インディーゲームやスマートフォンでのアプリ製作など、個人でも活躍できる場が隆盛していることで数多くのクリエイターが参入していることは、App StoreやSteamで日々膨大にリリースされるコンテンツ群を眺めればよくわかるだろう。 しかしこれほど多くのクリエイターが市場に参入している現実が見える一方、では実際にどのようにして制作したコンテンツを広め、マネタイズをして生活していくのかといった現状…
HD版リリース記念・『シルバー事件』再訪 真実と事実は違う。プレイするたびに解釈が変わる多面的な現実 2016-10-22 Steam アドベンチャー インディーゲーム 1999年にPlayStationでリリースされたグラスホッパー・マニファクチュア(以下、GHM)の処女作『シルバー事件』が装いも新たにHD版として蘇った。90年代の東京をモデルとした架空の国家カントウを舞台に、伝説の連続殺人犯ウエハラカムイを巡り、犯罪者を射殺することが許されている凶悪犯罪課の闘いを描いた物語はカルトな人気を誇っていた。これまでに何度も移植の話題が出ていたが、PlayStat…
美しいデザインと音楽が結婚した鉄道シミュレーション『Mini Metro』レビュー 2016-8-14 シミュレーション 難解な現代音楽のひとつだった電子音楽をポピュラーにしたことで有名なドイツのテクノグループ・クラフトワークの代表的なアルバムに『アウトバーン(ドイツの高速道路)』『ヨーロッパ特急』がある。シンプルな交通インフラをタイトルにするという思い切った背景には、彼らが当時ツアーで移動していたドイツの高速道路を走行する音や、鉄道が線路を走る音そのものを音楽として再現しようとしたことがある。そのアイディアは電…
『LIMBO』のplaydead新作『INSIDE』レビュー 生命があまりにも軽い世界の果てに、少年が見たものは 2016-7-18 Steam アクション インディーゲーム 2010年に『LIMBO』がリリースされて以来、白黒の影絵グラフィックで描かれた残虐な冒険は強烈な印象を与えてきた。全世界で300万本以上売り上げたこともさることながら、後のインディーゲームシーンでも未だにフォロワーは出続けている。 今でも『LIMBO』の影響下にある作品が溢れている6年後の現在、制作したplaydeadの新作『INSIDE』は『LIMBO』から一体どう変わり、どんなアプローチ…
イラン革命時代の渦中で、政治的な立場を選ぶ壮絶なゲーム『1979 Revolution:Black friday』 2016-7-7 アドベンチャー インディーゲーム 近年ではアドベンチャーのジャンルが復調し、新たな流れが出来ている。大きなきっかけとなったのは、海外で数多くのゲームアワードを受賞し、これまでに累計5000万エピソードを販売したtall tale gamesの『The Walking Dead』のヒットだった。パズルを解いていくことよりも、答えの見えない状況の中にプレイヤーを置き、苦渋の決断をさせることを重視する構成を取り、エピソード制で配信し…
『Back in 1995』は中古PSソフトを漁るときの脳髄のシビれが凝縮されている 2016-5-8 Steam アドベンチャー インディーゲーム 歴史が積み重なると、過去をリバイバルする流れが生まれる。時間が経つにつれて、「過去が何だったのか?」をより客観的に理解することが出来るからだ。たとえば今の技術だからこそ、往年のファミコンの8bitグラフィックスをリバイバルし、再評価することができている。 けれど、プレイステーションやセガサターンの時代のローポリゴンや低解像度のグラフィックをリバイバルする試みはほとんどなかった。『Back in…
海外フリーゲーム5選:禍々しくも精緻なドット絵アクションや、ブラックユーモアに溢れたバカゲーなど 2016-4-29 フリーゲーム もぐらゲームスでは、これまでにも多くのフリーゲームの特集を行ってきた。今回は新しく海外のフリー・インディーゲームの特集になる。アート的な切り口であったり、または残虐 さが目立つアクションであったり、はたまたでたらめなアイディアのバカゲーなどをセレクトした。日本国内のフリーゲームとは一味違う、どれも独特の体験ができることうけあいだ。 Butcher 簡単に説明すれば『2DプラットフォーマーによるDO…
”今年遊んだ中で最も革新的”とのレビューが蔓延するFPS『SUPERHOT』の何が革新的なのか? 2016-3-27 Steam インディーゲーム シューティング 発売前から高い期待を受け、今年の2月に発売されるとみるみるとウィルスのように海外サイトなどで「今年遊んだ中で最も革新的なシューターだ」というレビューが海外を中心に溢れた『SUPERHOT』。今回は何が”最も革新的”だったのかを書いてみたいと思う。”SUPER” ”HOT” ”SUPER” ”HOT” ”SUPER” ”HOT” 映画とゲームプレイを結びつける”バレットタイム” その最先端 ”全…