『ファタモルガーナの館』累計販売30万本突破&「ぬいぐるみモルガーナ」先行予約開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2件です。

『ファタモルガーナの館』累計販売30万本突破・「ぬいぐるみモルガーナ」先行予約開始

NOVECTは、ノベルゲーム『ファタモルガーナの館』の販売本数がシリーズ累計で30万本を突破したことを発表した。これを記念したセールが実施されており、Steam版が5月29日まで価格2,000円のところ35% OFFの1,300円、Nintendo Switch版が5月27日まで価格7,590円のところ50% OFFの3,790円で購入可能。

『ファタモルガーナの館』は、NOVECTが2012年にリリースした西洋浪漫サスペンスホラー作品。呪われた館を舞台に、複数の時代で起きた悲劇を目撃しながら物語が展開していく。二転三転しながら真実へと迫っていき、悲惨なだけでなく胸が熱くなるような展開も待ち受けるシナリオや、厚塗り調で詳細まで描き込まれた美麗なグラフィック、歌曲を含む60曲を超えるBGMなどが見どころ(筆者による「窓の杜」での紹介記事)。

また今回、同作のキャラクター“モルガーナ”の30cm大のぬいぐるみ「ぬいぐるみモルガーナ」が発表され、5月16日よりNOVECTのBOOTHにて先行予約が開始された。価格は8,800円。数十体に及ぶサンプル製作と1年にわたる開発期間を経て完成した商品で、赤い編み込み髪や黒いフード付きの衣装、胸元の蝶の留め具やベルトのバックルまで忠実に再現しているという。フードは外せるようになっているほか、ケープもマグネットによる脱着式となっており、簡単・安全に取り外せるとのこと。

なお、ぬいぐるみ予約開始と30万本セールスを記念し、NOVECTのイラストレーター兼宗氏による描き下ろしイラストも公開されている。

和風ローグライトアクションRPG『百剣討妖伝綺譚』リリース

台湾のインディーデベロッパー7QUARKは5月15日、和風ローグライトアクションRPG『百剣討妖伝綺譚』をリリースした。Steam / PS5 / PS4 / Nitendo Switch向けに配信されている。価格はSteam版が3,400円で、5月22日までリリース記念セールとして10% OFFの3,060円で購入可能。そのほかのプラットフォームでは4,818円。また、Steamでは体験版も公開されている。なお、Xbox版も予定されているがリリース延期となっている。

江戸時代を舞台に、妖怪を討伐する旅が描かれる作品。3人の主人公それぞれに全く異なる戦闘スタイルと独立したシナリオが用意されている。たとえば剣士の「時雨」はさまざまな固有の能力を持つ妖刀を2本まで装備し切り替えて使用可能で、攻略中にランダムで提示される能力強化には、装備した妖刀の能力に応じたものも登場する。

アクション面では敵の攻撃をタイミングよく相殺(パリィ)することで「必殺攻撃」を行えるシステムなどが特徴。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。