“らんダンライク”RPG『似非令嬢迷宮』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。

RPG『似非令嬢迷宮』公開

esereijo-1

esereijo-2

esereijo-3

あんばたー17号氏は3月17日、RPG『似非令嬢迷宮』をフリーゲームとして公開した。執筆時現在のバージョンは0.51で、現時点の公称プレイ時間は約10~15時間となっている。

似非お嬢様口調の伯爵令嬢とその家来達が迷宮に挑みながら領地の街を発展させていくという作品。「らんダンライク」を謳っており、ダンジョン内にランダムに配置された宝箱で装備品などを集めてキャラクターを強化しつつ、賞金首を倒したり、街に施設を増やしたり、宿屋に泊まることでさまざまな寸劇イベントを起こしたりと、はむすた氏制作のRPG『らんだむダンジョン』をオマージュしたゲーム構成が特徴。

戦闘はターン制のコマンド選択型だがターンを消費しない即時発動型のスキルの活用が重要となるなど、独自の作り込みも感じられるものとなっている。個性的なキャラクター達による掛け合いも見どころ。

探索ADV『天は長く地は久し』ダウンロード版公開

11t氏は3月17日、探索ADV『天は長く地は久し』のダウンロード版を公開した。昨年12月よりブラウザー版が公開されているフリーゲームで、想定プレイ時間は1~4時間。

人類抹殺を目論むAIである主人公が、人類によって封印された街から脱出するため、時間制限のある中で探索を進めていく作品(紹介記事)。エンディングは現在1種類で、真END制作中とのこと。

ノベルゲーム『ファタモルガーナの館 -DREAMS OF THE REVENANTS EDITION-』Nintendo Switch版PV公開

Novectacleのノベルゲーム『ファタモルガーナの館』のコンソール向けリメイク版『ファタモルガーナの館 -DREAMS OF THE REVENANTS EDITION-』Nintendo Switch版のPVが公開された。

古ぼけた館を舞台に、複数の時代の館で起きた悲劇を目撃しながら物語が展開していく作品。「悲劇と絶望の西洋浪漫サスペンスホラーノベル」と謳われている。「DREAMS OF THE REVENANTS EDITION」では本編と外伝を収録するほか、コンソール版だけの要素として本編後の物語となる「現代編」を収録。また、一部スチルの描き直しや全背景の一新なども施されている。

「DREAMS OF THE REVENANTS EDITION」は2019年10月年にPS4版が発売されており、Nintendo Switch版はこれに続くものとして3月25日に発売予定。

「旅団世界TRPGリプレイ」第2巻発売

強制横スクロールRPG『片道勇者』などの作者として知られるSmokingWOLF氏(SilverSecond)は3月13日、Kindle書籍「旅団世界TRPGリプレイ」の第2巻「白の旅団と終末の闇」を発売した。Kindle Unlimitedに対応しており同会員は無料で読むことが可能。

同氏自作ルールのTRPG「旅団世界TRPG」のリプレイで、『片道勇者』と繋がりのある世界観での冒険が描かれる。第2巻では以前SilverSecondで連載されていた「<自家製>片道勇者TRPGリプレイ」の8年後を舞台とし、同リプレイのプレイヤーキャラクターも一部再登場する。また、『片道勇者』のキャラクターであるネムリも登場する。

なお、第2巻の発売に合わせて第1巻「緑の旅団と黒ヤギの悪魔」の68% OFFセールも行われている。

音楽素材集「ピコピコ8bitBGM集」ダウンロード販売開始

Sometimes Bad Toolは3月12日、音楽素材集「ピコピコ8bitBGM集」のダウンロード販売をDLsiteにて開始した。

チップチューン系のBGM素材集。WAV/Ogg/MP3形式で18曲を収録している。

ピコピコ8bitBGM集(Sometimes Bad Tool)
色々な雰囲気のピコピコ8bitBGM素材集です。レトロゲームとしても現代のチップチューンとしても楽しめます。

同人誌、同人ゲーム、同人ソフトのダウンロードショップ - DLsite

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。