サウンドノベル『キコニアのなく頃に』動作確認版公開、STG『Graze Counter GM Edition』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は「なく頃に」シリーズ最新作の動作確認版公開など6本です。

サウンドノベル『キコニアのなく頃に』動作確認版・『うみねこのなく頃に咲』体験版公開

cico-trial
『キコニアのなく頃に』動作確認版

umineko-trial
『うみねこのなく頃に咲』体験版

07th Expansionは4日、ノベルゲーム『キコニアのなく頃に』動作確認版および『うみねこのなく頃に咲』体験版を公開した。

『キコニアのなく頃に』は、『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』に続く「なく頃に」シリーズ最新作。動作確認版ではプロローグおよび本編の序盤をプレイ可能。

『うみねこのなく頃に咲』は、『うみねこのなく頃に』シリーズの全作品を収録したオールインワンパックで、新規シナリオも収録。また、ゲームエンジンとして『キコニアのなく頃に』と同じ新エンジンが採用されている。体験版ではEpisode 1までの内容をプレイ可能。

いずれも10月4日リリース予定で、同人ショップなどでの予約受付も開始されている。

シューティングゲーム『Graze Counter GM Edition』体験版公開

graze-counter-gm-edition-trial

同人サークルびっくりソフトウェアは31日、開発中のシューティングゲーム『Graze Counter GM Edition』の体験版を公開した。

敵弾にかすってゲージを溜めることで強力なレーザー兵器「グレイズカウンター」を撃てるシステムが特徴のシューティングゲーム『Graze Counter』(紹介記事)のアップデート版。コンシューマ機への移植を前提に開発が進められている。本体験版は8月25日に開催されたゲームイベント「MegabitConvention02」に展示されたバージョンで、1面と4-A面をプレイ可能。

電波障害ノベルADV『AlexiA~アレクシア~』公開

alexia-1

alexia-2

同人ゲームサークルOperation:Noveltyは31日、電波障害ノベルADV『AlexiA~アレクシア~』をフリーゲームとして公開した。コミックマーケット96で頒布された作品のダウンロード版となる。公称プレイ時間は約5時間。

主人公の高校生、上條游雅(かみじょうゆうが)と幼なじみの東雲穂多留(しののめほたる)が日常を過ごす中、游雅が「まなみ」と名乗る1つ年上の先輩に出会うことから物語が展開していく作品。物語は三章構成で、とくに二章目以降は多数のイラストによるアニメーション的な表現や映像作品のようなカット割りなど、動的な演出も特徴。総CG枚数は立ち絵差分、背景、スチル合わせて1,240枚に及ぶという。

なお、作品は無償で公開されているが、主題歌とオリジナルサウンドトラックがダウンロード販売されている。

「ディライトワークス インディーズ」第2弾タイトル『紙謎 未来からの想いで』発表

kaminazo-1

kaminazo-2

ディライトワークス株式会社は5日、同社がインディーゲームメーカーへの開発・プロモーション支援やパブリッシング業務を行うために立ち上げたゲームレーベル「ディライトワークス インディーズ」の第2弾タイトル『紙謎 未来からの想いで』を発表し、ティザーサイトを公開した。

『紙謎 未来からの想いで』はデジタルとアナログを融合させた謎解きゲームで、開発はギフトテンインダストリ株式会社。ゲーム内の指示に従い、印刷した紙に書く、紙を折る、紙をハサミで切ることで謎を解き、物語を進めていくとのこと。発売時期や価格などの詳細は今後改めて発表予定となっている。

「ねくらワールドマップチップ素材集」発売

ねくら氏(ねくらマップチップ有料版)は 1日、マップチップ素材集「ねくらワールドマップチップ素材集」のダウンロード販売を開始した。

ワールドマップの作成向けのマップチップ素材集。「WOLF RPGエディター」に適した素材規格で作られているが、ツールを問わず使用可能。

ねくらワールドマップ素材集

ねくらワールドマップ素材集(ねくらマップチップのいろいろ)
ゲーム制作で使える1マス32×32のマップチップ。小さいけど、大きくて広大な世界が作れます。

日本ゲーム文化振興財団、「ゲームクリエイター助成制度」令和1年度助成事業の募集を開始

公益財団法人日本ゲーム文化振興財団は1日、「ゲームクリエイター助成制度」にもとづく令和1年度の助成事業の募集を開始した。

同制度は若手ゲームクリエイターの創作活動に対して助成することを目的として制定されたもので、毎年度4月1日から3月31日まで1件あたり200万円までの助成が行われる。応募資格はコンピューターゲームの創作活動を行う者で、申請する分野において2年以上の活動実績があること、募集年度の4月1日時点で年齢35才以下であることなど。昨年度はRPG『RPGタイム!』の開発など、3件に助成が行われた。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    フリーゲームと同人ゲーム、日本ファルコム作品をこよなく愛するゲーム好き。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。運営型ゲームはメギド72をPvPメインで、あとは原神など。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。