2Dアクション『赤い目のレシアス』体験版有料配信、戦略アルゴリズムRPG『三妖精のぴょこぴょこ討伐大作戦!』発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はアクションゲームの体験版配信など4本です。

ダンジョン探索系2Dアクションゲーム『赤い目のレシアス』体験版有料配信開始

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雪まるしゅ氏は5月10日、ダンジョン探索系2Dアクションゲーム『赤い目のレシアス』の体験版の有料配信を開始した。体験版はチュートリアルマップとボス1体を収録している。

『赤い目のレシアス』は、2016年にフリーゲーム版が公開され、現在は製品版が制作中の作品。記憶をなくした少女レシアスが主人公で、斬り上げや空中での回転斬り、ローリング回避といった多彩なアクションを駆使しながらダンジョンを探索しボスを倒していく内容となっている。攻撃アニメや背景など、描き込まれたグラフィックも特徴。難易度は高めだがイージーモードも用意されている。

フリーゲーム版からはゲーム画面のワイド化をはじめ、全体にわたりさまざまなリファインが施されている。なお、体験版の配信にあたり、公開中止となっていたフリーゲーム版の再公開も行われている。体験版は短めな内容でありつつ有料だが、これは体験版がフリーゲーム版に対する投げ銭用という位置付けにもなっているための模様。

戦略アルゴリズムRPG『三妖精のぴょこぴょこ討伐大作戦!』発売

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yomogi softは5月9日、戦略アルゴリズムRPG『三妖精のぴょこぴょこ討伐大作戦!』を発売した。BOOTHにてパッケージ版およびダウンロード版を購入可能。体験版も公開されている。

東方Project二次創作作品で、光の三妖精が主人公。クォータービューのマップや、オートバトルの行動アルゴリズムを細かく設定する「さくせんシステム」が特徴となっている。フィールド上では「ぴょこぴょこ」跳ねるように移動し、戦闘時はリアルタイムにキャラクターが動いて攻撃が飛び交うなど、賑やかな画面作りも特徴だ。クリアまでのプレイ時間の目安は30時間で、加えてやり込み要素も用意されている。

ノベルゲーム『ベオグラードメトロの子供たち』公式サイト開設、作曲家募集

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Summertimeは5月15日、制作中のノベルゲーム『ベオグラードメトロの子供たち』の公式サイトを開設した。

超能力者が発見されて10年が経ったセルビアで、首都ベオグラードに引っ越してきた少年シズキが主人公の作品。“旧共産趣味サイキックバトル&サイコサスペンス”と謳われている。総スチル数120枚強で公称プレイ時間は8時間。なお、残虐表現と性的表現によりレーティングはR18。3話までプレイ可能な体験版も公開されている。

また合わせて、本作の楽曲を担当する作曲家の募集が開始されている。

短編ノンフィールドRPG『みさきディスタンシング』ふりーむ!にて公開

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あーりん氏は5月10日、短編ノンフィールドRPG『みさきディスタンシング』をふりーむ!にて公開した。

5月4日に結果発表が行われた短編フリーゲームのコンテスト「第23回3分ゲーコンテスト」にて2位を受賞した作品。人と人の物理的な距離や心の距離が近付くことで現れる「無距離生物」に対抗するため、パートナーである「みさき」との距離を保ちつつ戦っていく。

距離はみさきへの訓練指示や瞑想といったコマンドのほか、みさきからのメッセージへの返信内容の選択によっても変化。近すぎると「近接渦」によって戦闘中に自分がダメージを受けるが、遠すぎると通信の不具合でみさきの戦闘能力が低下してしまうという仕組み。みさきやそのほかの人々からのメッセージを読み解くことで明らかになっていく世界観やストーリーも見所となっている。

なお、公称プレイ時間は約1~30分。3分ゲーコンテストでは高評価を得た一方で、「3分ゲーとは思えなかった作品」として挙げられた回数も応募作品の中で最多となった。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。