シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はノベルゲーム体験版の公開など6本です。

ALICE IN DISSONANCE、シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』体験版公開

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同人ゲームサークルALICE IN DISSONANCEは、シネマティック・アドベンチャーノベル『fault – SILENCE THE PEDANT』の体験版をSteamにて配信開始した。

『fault – SILENCE THE PEDANT』は、マナクラフトと呼ばれる技術のある世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベルゲームの第3作。第1作の5年前、ガーディアンとなる前のリトナを主人公とした前日譚であり、前2作をプレイしていなくても楽しめるという。

場所を選んでの移動、一部シーンでのポイント・アンド・クリックやアイテム等によるゲーム進行といった、アドベンチャーゲーム的な要素が加わっているのもこれまでのシリーズ作品にはない特徴となる。精細に描き込まれフルHD環境でも綺麗に表示されるグラフィック、レイヤー分けされた背景やイベントスチルのパララックス(視差効果)による奥行きの演出や立体的なカメラワーク、UIデザインなども見どころだ。

海底を目指すアクションゲーム『in:dark – インダーク』スマホ向けにリリース

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個人ゲーム開発者のおづみかん氏は6月28日、アクションゲーム『in:dark – インダーク』をリリースした。Android版iOS版が提供されている。

身体とむきだしの魂が一本の鎖で繋ぎ留められた主人公が、タップによる炎攻撃やフリックによるダッシュタックル、魂が敵に噛みつく「ソウルたべ」を駆使しながら海底を目指していく作品。敵を倒して「カルマ」を集めることで主人公が強化されるとともに混濁した記憶が復元されていき、ストーリーが浮かび上がっていく。

RayarkのSFアクション『IMPLOSION』Nintendo Switch版の配信日決定、ティザームービー公開

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音楽ゲーム『Deemo』などで知られる台湾のゲームデベロッパーRayark Inc.のSFアクションゲーム『IMPLOSION(インプロージョン)』のNintendo Switch版の配信日が7月6日に決定した。ダウンロード専売ソフトで、発売元はフライハイワークス株式会社。配信に先立ってティザームービーが公開されている。

シンプルな操作性で爽快な本格アクションが楽しめる作品で、ハイクオリティなグラフィックやフルオーケストラによる楽曲なども特徴。Nintendo Switch版は日本語音声となっており、ストーリーはフルボイス。石川界人さん、瀬戸麻沙美さんといった豪華声優陣も魅力だ。

Playdeadのインディーゲーム『LIMBO』『INSIDE』PS4版のバンドル版が配信開始

Playdeadのインディーゲーム『LIMBO』『INSIDE』PS4版をセットにした『LIMBO + INSIDE バンドル』の配信が6月29日に開始された。

影絵によるグラフィックや高い難易度などが特徴の『LIMBO』と、言葉を使わずにストーリーを構築している『INSIDE』(紹介記事)、いずれもインディーゲームの名作とされる作品を収録。それぞれを単品で購入するより安価に購入できる。

ayato sound create、『classical music for games vol.3超絶技巧戦闘曲集』ダウンロード販売開始

ayato sound createは6月26日、『classical music for games vol.3超絶技巧戦闘曲集』のダウンロード販売を開始した。

ショパン、リスト、ラフマニノフのクラシック楽曲を、戦闘曲風にアレンジした楽曲を9曲収録。ファイル形式はWAVE、MP3、Ogg Vorbisおよびループタグ付きOgg Vorbisが用意されている。

『ムラサキ』続編のタイトルが『ムラサキ劍』となることが明らかに

カタテマの爆発パズル物理アクションゲーム『ムラサキ』続編のタイトルが『ムラサキ劍』となることが6月26日に、同サイトのブログにて明らかになった。続編については昨年12月に製作中であること、メインスタッフは前作と共通であることが公表されている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。